REISMの物件の中でも人気の高い「Rough」。
今回の取材場所は、有名な観光地にほど近いけれどとても静かで過ごしやすいところにあった。
部屋に入るとすぐに目に入る大きな壁は、一面を四角い合板パネルで構成したカスタムウォール。
釘を打つことも、なんとペイントをすることもでき、思いっきりラフにDIYを楽しめる造りとなっている。
可動式の棚は、好みの位置に変えれば収納はもちろん、ディスプレイ棚としても使うことができる。
「半年ほど前、引っ越し先としてとにかくキレイな部屋を探していた。でもいざ探してみると新築の物件はどうしても高くて…。そんな時、REISMのリノベ―ション部屋の存在を初めて知りました。」
Rさんは、勤務地に近い物件を探していて運命的にこの部屋と出会った。
「板の壁がとにかく印象的で。こんなに素敵なのにさらにペイントもしていいなんて、その自由さが衝撃でした!」
棚のレイアウト次第で、収納スペースをたっぷりと確保できる点も、Rさん的にとても気に入っている。
服とバッグが大好きなRさんのコレクションは相当な量があり、それらをお洒落に機能的にしまうことができるカスタムウォールは彼女のニーズにぴったりとはまった。
ラフだけど、自分の希望を細かい部分まで手が届くように叶えてくれるクリエイティブで繊細な壁と棚。
ニュートラルの状態から自由にカスタマイズすることのうれしさを味わう新生活が、華やかにスタートした。
「壁と棚を使って、世界にひとつだけのマイドレッサーを作りました!自分の座高に合わせて設置できたし、ライトはタッチでオンオフ可能。とことん自分のために作っているので、すごく使いやすいです♪」
ドレッサー用の椅子は、衣装ケースにブランケットを掛けて好みのテイストに仕上げた。
引き出し式ケースなのでもちろん服もたっぷり収納できて一石二鳥。
メイクはもちろん、フィッティングまで一気にできるパーフェクトなドレッサーだ。
REISMの物件は、場所により洗面台を設けていなかったりするが、洗面台は女性にとって、ドレッサーがわりにもなる大切な場所。
Rさんは部屋の真ん中にドレッサーを設け、そこを中心に部屋作りをする全く新しいスタイルを生み出した。
すごい発想力と美意識!
「ドレッサーの部分だけ壁に色を塗ることも考えたけれど、木目の感じがとても素敵なのでこのままで良いかな…と。」
当初はラフな雰囲気の壁に自分好みの白やピンクのアイテムが合うかどうか不安だったというRさんだったが、ナチュラルな木目の壁の前には、どんなモノを置いてもなじむことに気づく。
なんだか大発見をしたような気分だった。
好きなだけカスタマイズできるということは、思う存分“自分”を表現できるということ。
大きな幸せを感じさせてくれる。
あたたかく、どこか懐かしい光を灯してくれるライト。
そしてライトを効果的に演出してくれる小さなテーブル、色使いが美しい花の絵をアクセントにプラス。
厳選したお気に入りアイテムの組み合わせで造り上げたリラックススポットで、Rさんはほとんどの時間を過ごしている。
「朝起きた時、目を開けてすぐに見えるのは大好きな空間。これって最高に気分が上がります。“ごく普通”の部屋より格別に好きな部屋で過ごす時間のほうが、だんぜんときめきますよね。」
仕事で遅くなった日も、どんなに疲れている時も、部屋に帰りついた瞬間にリラックスでき、気分が上がる。
本当にお気に入りの空間で過ごす時間は、この上ない癒しであり心身を鼓舞してくれるもの。
デザイナーズマンションはもちろん素敵だけれど、躯体そのものの持ち味も活かしたこの部屋もデザイン性や機能的など全てにおいてとても優れている。
天井が高く解放感があるうえ、コンクリート、壁紙、木目という三種のテクスチャが盛り込まれなんとも自由で楽しい。
Roughの価値を誰よりも熟知して住みこなしているRさんのライフスタイルはこれからもずっと、誰よりも充実したものとなるだろう。
Text: Yuzuka Matsumoto
Photograph: Yoshinori Tonari
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