都心のとある駅近くに、優雅で上品な雰囲気が漂う空間がある。「Chic」は、一歩足を踏み入れるとメルヘンチックでお洒落な空間が広がる。特に目を引くのは、表情豊かなヘリンボーンフロア。ヨーロッパのアパートメントのようなハイセンスな風情が味わえる。
さらにアンティーク調に仕上げたキッチン足や壁面に施した白タイルがより一層上質な雰囲気を創り出しワンランク上の生活を実現。洗練された部屋から素敵な東京ライフが始まりそうな予感。
設計畑の仕事なので、もともとリノベーション物件とREISMの存在は知っていたというEさん。
「特に強くChicの部屋を希望していた、というわけではないんですが…。内覧した瞬間に、『こんなスゴイところがあるんだ~!』と一目ぼれしてしまって、即決しました。」
以前は会社の寮に暮らしていたけれど、後輩のために部屋をあけることになり、職場へのアクセスが良い立地で一人暮らし物件を探していた。そしてこの部屋に出会い、暮らしはじめてもう3年にもなる。
「とにかく住み心地が良いんですよね。普通の賃貸にはない魅力が満載で。この部屋が本当に大好きなんです。」
部屋も、そんなEさんの愛にこたえるかのように最高に心地よい空気を醸し出している。
入居して一番初めに配置したのは、ベッドだった。窓際に沿ってベッドを置くことで、まずは広い空間を作り出しそこからテーブルやソファ、デスクなどを置いていった。
手際のよい家具配置は、さすがの上級技。設計の仕事に携わるEさんならではの暮らし方だ。
「ソファで大好きな映画のDVDを見ながらくつろいでいる時間が一番幸せです。」
収納棚には、Eさんお気に入りのファンタジーやミュージカルの映画DVDがずらり。この部屋で鑑賞すれば、映画の内容もリアルに肌で感じることができそう。
「ヘリンボーンフロアはもちろんだけど、金色のフックや照明、水回りとか細かい部分まで全部いちいちお洒落な作りなんですよね。そんなところもたまらなく気に入っています。」
「かわいい床」だから、いつもはだしで快適に過ごしている。
「かわいい部屋」だから、どこにいても早く帰りたくなる。
「かわいい空間」だから、たくさん友人を呼びたくなる。
遊びに来た友達が、この部屋を気に入りすぎて予定より長く滞在していったこともあるという。
部屋がかわいいということは、誰にとってもすべてのパワーの源であり癒しにも原動力にもなる。改めて「かわいいは正義」と声を大にして言いたくなる場所だ。
「部屋のコンセプトやテーマは、特に決めていないんですよ。とにかく、せっかくの一人暮らしだから好きなモノだけ置いて、散らかさずに『かわいくキープ』することは絶対ルールとしています。」
モノを作ること、仕事をすることが大好きなEさんにとって、この部屋で行うすべての作業も、愛おしい。仕事では、特に物販店や飲食店の設計をよくするという。Eさんの自室作りのセンスなら、仕事での敏腕ぶりもまちがいないだろう。
キッチンが使いやすいから、以前よりもたくさん料理をするようになった。(だから、REISMのKitchenシリーズの部屋も実はちょっと気になっていたりする)ティファールなどのこだわり調理器具も、ここに来てから購入したもの。
趣味の器を集めるにしても、映える部屋だからこそ張り切っていいものを見つけたくなる。自分がどこまでも自由にふるまえる部屋だから、過ごす時間も断然増え、その分リラックスできるひとときも増えた。
すべてのアクションや考え方がプラスに働く部屋は、ライフスタイルをまるごと底上げし、レベルアップしてくれる立派なパワースポットなのだ。
Text: Yuzuka Matsumoto
Photograph: Yoshinori Tonari
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