File No.045Organic N.Mさん work:コンサルタント

初めての一人暮らしだから、
とびっきり好きな部屋で。

「学生時代からREISMさんの存在は知っていました。社会人になって一人暮らしをするなら、だんぜんこんな素敵なリノベーション物件が良いなあ…とずっと思っていて。」

Mさんは、仕事の場で偶然にもREISMとつながりがあり、この部屋と出会うきっかけが生まれたという。
入居して約半年。初めての一人暮らしだから、絶対に素敵なところがイイ。
そんなMさんの希望にぴったりマッチしたのがOrganicの部屋だった。

人気のパワースポットがある下町風情ただよう街。
都心とは思えないほど静かな一角にある「Organic」は、海外の高級ホテルをイメージして造られたシンプルかつ機能的なREISMでも人気の高いシリーズ。

天井にラワン材が施された玄関先を抜けるとダークグレーのタイルが続き、その先には小窓からほんのりと光が差しこむ
雰囲気満点の居住空間が広がっている。

居室の壁にもラワン材をあしらうことで木の表情と重厚感が楽しめ、天井が高めなので圧迫感なく過ごすことができる。
ウォークインクローゼット的に使える居室奥の収納のほか、玄関先にもワイドな可動式棚を配置し使い勝手もとても良い。
収納の多さもMさんこの部屋に決めた決め手のひとつで、服が大好きな彼女にとっては嬉しいポイントだった。

Mさん的には「Union」の部屋も気になっていたけれど、この部屋を見た瞬間に即決したという見事な一目ぼれぶり。
記念すべき初・一人暮らし。Mさんにとって、どんな素晴らしい暮らしが待っていたのだろう?

玄関から部屋へと続く廊下は、すべてタイル張りでスッキリと清潔な印象。段差も一切ないのでスムーズに行き来ができる。ベッドサイドはモダンなホテルの一室のように必要最低限のモノだけでシンプルでまとめあげており、機能的。

玄関部分の棚は、靴だけでなく外出時に必要な小物類を収納するにも便利。トイレ周りにもいくつかの棚があり、十分なスペースがある。手をのばせば必要なモノがすぐ取れる、効率の良い収納。



家で過ごす時間を、
特別贅沢に楽しく。

「白くて広いフラットな壁があるから、これはもうプロジェクター投影をするしかないかなあ…と。大きなスクリーンで見る映画や海外ドラマは最高です。」

Mさんが選んだのは、スタイリッシュな形の小さなモバイルプロジェクター。
スピーカーにもなるスグレモノは省スペースで置けてインテリアにもスッキリなじむ。

テレビやテレビ台があると場所が取られ用途も限定されるけれど、これならスペースが有効活用できる。
必要最低限のモノしか置かずスマートに暮らすための上級テクニックだ。

床材には大きなタイル、高い天井、広い白壁。
Organic特有の、部屋の広さを最大限に生かした造りは誰が見てもセンスが良く好印象。
Mさんの友人が訪ねてきた際には、「広い!お洒落!」や「この棚って自分でつけたの!?すごい!」などという感動の声が飛び交ったという。

「天井の躯体とS字フックを使えばモノを吊るすこともできるので、これからもっと植物などのグリーンアイテムも増やしていきたいと思っています。」

シルバー、白を基調として揃えたインテリアの中に、差し色程度に好きなグリーンを配置すれば、もっとお気に入りになること間違いなしだ。

落ち着いたトーンで統一することで心身ともにリラックスできる。
Mさんのセンスが光る上質な部屋作り。

一人暮らしを機に始めた自炊だけど、使いやすいキッチンのおかげもありとても楽しい。キッチン下収納は「REISMスタイル」を参考にスッキリとまとめた。調理器具や食器も好きなテイストのものだけで揃え、こだわりのキッチンに。

イケアで購入したテーブル。一人の時はコンパクトに使え、天板を広げれば在宅勤務中や友達が来た時に重宝するスグレモノ家具。北欧デザインのチェアを合わせた一角は、Mさんの一番のお気に入り。



この世で一番落ち着く場所は、
自分の部屋だった。

会社へ通勤をせず、自宅で仕事をするスタイルをどんどん推進している現在の日本。
今回の取材も、リモートワークという言葉がすっかり定着した時期だった。

不要不急の外出も制限されステイホームの時間が長いと、部屋の快適さはさらに大切なものとなってくる。

Mさんは今回の自粛期間中に、食器や調理器具などのキッチンアイテムを充実させ、
運動不足解消のためのヨガマットを買い、近くの川沿い散歩が日課となった。

ライフスタイルがガラッと変わった結果、仕事でもより良い集中力を生み出すことができた。
自炊が以前よりもっと楽しくなり、今では初めて使う食材などの調理にチャレンジすることも多い。
さらに身体を意識的に動かすことで、気分も上向きに。
なんだかイイことづくしだ。

快適さのためにモノを増やさない工夫もしているMさん。

「先日ちょっとだけ実家に行ったのですが、なんだかモノがとても多いと感じてしまって…。この部屋に帰ってきたら、一気に気持ちが落ち着いたんです。もはやここが私にとっての『帰る場所』なんですね。」

居心地を良くするために一切妥協をしない姿勢が、Mさんを癒し、鼓舞する場所を生み出した。

部屋とそこに住むヒトが造り上げた、最上級の快適空間がここにある。

在宅時間が長いので、この機会に書籍をデータ化しようと検討中。それでも趣味である「世界遺産検定」のテキストは残したい(Mさんはなんと検定1級を持っている)。ページを捲るのも、楽しい作業のひとつ。

ルームミストやお香など。美しい香りは、上質なリラックスタイムに欠かせない相棒。床面や空間が広いから、運動不足解消のためのヨガものびのびとできる。心身ともにコンディションをベストに整えられる最高の部屋。

Text: Yuzuka Matsumoto
Photograph: Yoshinori Tonari