老舗のカフェやギャラリー、古本屋などが多く点在し、歴史とトレンドが程よく調和する文化的な街。
この街には、「Hondana」の部屋が良く似合う。
「本棚」そのものがメインコンセプトとなっている部屋には、壁一面にオリジナルの本棚を設置。
床から天井まで届く圧巻の大きさで、雑誌などもラクに収納できるA4サイズを基準にして作られている。
本を並べるだけでなく、自由な収納スペースとしても使える棚は、ライトブラウンで圧迫感なく落ち着いた印象に仕上がっている。
本棚のみを別の店で購入したとしても、ここまで完璧に空間にフィットすることは難しい。
「作り付け」の贅沢さが、REISMならでは。
床には無垢のナラ材を採用。本棚が映えるよう、ライトな色味に仕上げインテリアとの相性も抜群。
「仕事が忙しいなか、以前は自宅といえば本当に寝に帰るだけの味気ない場所でした。けれどリモート化が進み自宅作業が増え、『きちんとした部屋で生活しないとダメだ』と引っ越しを決意しました。ここに来てから、心身ともにびっくりするほど元気になったんです!」
大きな窓からは明るい陽光がたっぷりと差し込み、ベランダからは抜けの良い景色が望めて最高。
部屋の天井も高く、この上ない解放感が味わえる。
ベッドスペースや部屋のあちこちには明るいビタミンカラーのアイテムが取り入れられ、居るだけで気持ちも上向きになっていくよう。
「住んで元気になった」という言葉のとおり、部屋や取り巻く環境すべてから心地よいパワーが感じられた。
編集というRさんの仕事柄、所有する書籍類は人一倍多い。
さらに生活するうえで必要なモノだって、徐々に増えていく。
それでもこの棚は本から雑貨、衣類、OA機器類、果ては食器類まで「なんとなく」バサッと置いてもバッチリと絵になってしまう。
大きな収納力と包容力、そしてスタイリッシュなルックスがすべてのモノたちを素敵に変えてくれる。
まるで頼れる優しいパートナーのような存在の本棚。
「リノベ物件を検索していてたまたま見つけたREISM。『素敵!』と思いずっとチェックしていたところ、ココが空いたので即決しました。この棚を見ちゃったら、ガマンなんてできませんでした(笑)。」
以前の部屋では、「どうせ寝に帰るだけだから」と置く家具にもそこまでこだわっていなかった。
リモートワークが始まったころはまだ座椅子とローテーブルで仕事をしていたが、不自然な姿勢により身体がものすごく疲れてしまい、心までつらかった。
Hondanaへの入居を機に、生活を改めるべくほとんどの家具を新調した。
要であるワーキングスペースには特に気を配り、家具や雑貨をチョイス。
本棚の中も含めて、どこに何を置こうかな?とじっくりミュレーションをしたけれどそれはとても楽しい作業だったという。
現在、仕事はオールリモート。
一日中ずっと仕事モードでいることもしばしばで、生活のうえでのオンオフはハッキリと付けづらい。
でもこの部屋なら、仕事もプライベートもすべて健やかな心と体でいられるので、まったく不安はないという。
本棚の自由度の高さに比例して、心身の自由度もぐんぐん上がっていった。
「たまに友達を呼んでパーティをします。甥や姪が遊びにきたときは、ちょっと変わった造りの部屋にとまどっていましたが、最後は元気に遊びまわっていました。」
本棚の一角には家族写真が飾ってあり、Rさんの暮らしを家族全員が温かく見守っているよう。
この部屋は家族からも友人たちからも「本がたくさん置けてすごくいいね!」と好評だ。
多くの人たちを引き寄せ、魅了する部屋からはRさんの人柄をしみじみ感じることができる。
部屋中にちりばめられたインテリア雑貨や家具類の数々にも目を引き、心を奪う魅力がある。
京都の工房による一点モノのロッキングチェア、ラガーフェルドが自ら撮影したというシャネルのポスター、正方形のキュートなラグ、手作りの和紙ライト、古タイヤを使ったハンドメイドのボックス、美しい植物の数々。
どれもRさんの思い入れとこだわりを感じる素敵なアイテムばかり。
Rさんにとって特別なモノであふれた部屋は、初めて訪れたヒトたちにとっても心地の良い空間。
パワースポットという言葉が最もふさわしいような気がする。
空間がまるごとハッピーなオーラで包まれているから、暮らすほどに元気になっていくのも大納得だ。
Text: Yuzuka Matsumoto
Photograph: Hiroshi Yahata
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