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File No.022Rough I・Yさん work: 販売員

自然体だけど、さりげなく上質。
そんなリノベーションをほどこした
バランスの良い空間に、心を奪われて。

「Rough」シリーズの魅力といえば、なんといっても自由自在な可動式のカスタムウォール。キッチン上部から壁一面に広がる圧巻の収納力で、キッチン用品までも「魅せるインテリア」に。充実のハンガーラックでお気に入りのファッションをディスプレイするだけでなく、釘打ちや好みのペイントまでOK。そんなクリエイト心をくすぐるカスタマイズ空間、それがI.Yさんの住む部屋だ。

「窓辺から公園の緑がのぞく開放的で、なにより職場にとても近い。これまでにとてもたくさんの物件を見てきて、良し悪しの判断がはっきりできるようになっていたところ、この部屋に巡り合えたので…もう即決でした。」

数あるリノベーション物件をたくさん見てきたけれど、どこも細部などの詰めの甘さがずっと気になっていたという。

「その点、リズムさんの物件は部屋の特性を活かしているからなのか、自然体で、無理をしている感じがしない。全体的な雰囲気はもちろん白と躯体のグレーと木の質感や色のバランスもとても良くて、壁の端とか細部までキレイに仕上げてますよね。そこがとても気に入っています。」

広い全体像から細部にいたるまで、バードビューのようにフカンからじっくり見渡してからきちんと納得すること。上級の住み手は、必ずこんなふうに鋭い視点と直観力、洞察力を持っているものだ。

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使いやすい導線を確保しつつ、必要最低限の道具や家具を配置。ストレスを一切感じることなく、自分の使い勝手の良さだけをとことん追求した、究極のマイルーム。

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限られた面積だから、日常使いの本当に必要なものだけを置き、基本は何も置かない状態を保つ。美しく見せる床を意識した部屋は、足を踏み入れた瞬間から心地よい。


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毎日同じ景色じゃつまらない。目線をちょっと変えて、
つねに新鮮な気持ちで過ごす最上級の空間。

「床面積が限られているなら、空間も使ってしまえばいい。だから寝る時はハンモックとベッドを用途や気分で使い分けています。自分の目線や部屋の景色も変わるし。いつも同じではつまらないでしょ。」

躯体にあいた穴を見た瞬間、「ハンモックが吊るせる!」とひらめき、気候や生活スタイルをとことん熟考したうえでベストなものを探し当てた。冬にはムートンを敷いて暖かく、夏には下から風を当てて爽快に、季節ごとの素敵な楽しみも生まれ、いまでは部屋の象徴アイテムとなった。

ソファのリネンやクッションカバーも季節に合うものをあしらい、四季折々の設えにする。それもこれも、部屋全体のバランスの良さがあってこそ成り立つ楽しみ方だ。

また、時には白壁を利用してプライベート・プロジェクタにしてみたり。無限の用途幅があるRoughのカスタムウォールを、巧みに、そして最大限に活かしているI.Yさんの日常は、豊かな変化に満ちあふれている。

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寝ころがっても、揺れないダブルサイズのハンモック。躯体の穴から直接吊るしているので、安全性もばっちり。心地よい高さで部屋を見下ろしながら過ごす、極上のひととき。

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「ドアが単なるドアに見えるのが面白くないから…。」自らカッティングしてマスキングしたドアと壁。できるだけプロの仕上がりに近づけるようカラーリングなど工夫に工夫を重ねた自信作。


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部屋はその人の「心」そのもの。だからいつも
お洒落でカッコよく、使いやすくしていたい。

部屋は、なによりも生活のための場所だから。休みの日も、普通に「心地よく生活をする」ことだけを考える。

「以前は部屋にたくさん本を置いていたけれど、今では静けさを楽しむため意識的に視界から文字を無くしています。だから文字の入ったクッションとかも、できるだけ置きません(笑)。」

現在の接客販売という仕事にとてもやりがいを感じ、人と良いモノをつなげるお手伝いができるのがとても幸せだというI.Yさん。オンの状態をつねに保ち、家でもきちんとした自分でいたいから、部屋だって使いやすさと実用性を高めつつ、つねに素敵な状態にしておきたい。

室内レイアウトも、来客時用、リラックス用など、その時々でさらっと変えられるよう頭の中のアイディアとバリエーションは満載。趣味である生け花や書道、絵画なども今後どんどん部屋のインテリアに取り入れて行きたいと考えている。

住み手の表現する力と柔軟性、そして行動力が、この部屋をこれからずっと素晴らしい空間へと導き続けていくことだろう。

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自ら活けた季節の花や、仕事道具の木型。できるだけモノを置きたくはないけれど、好きなものだけは特別。豊かな感性が磨かれる、贅沢で愛おしい日常。

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手が届く範囲に必要な物を置いたり、配線は一か所にキレイにまとめたり。できるだけコンパクトにすっきりと暮らしたいという在り方が、無駄なく美しい形で表現されている。

Text: Yuzuka Matsumoto
Photograph: Yoshinori Tonari