多国籍料理店が軒を連ね、昔ながらの商店街がある街に、上質なホテルスタイルの空間「Organic」はある。
床にはグレーのタイルを敷き詰め、クールな印象に。そして玄関から続くラワン材を使った木の壁が、このシリーズならではの見どころ。白い壁は開放的な広さを感じさせ、清潔な雰囲気も演出。水回りはコンパクトに、でも手洗い洗面がついて使い勝手も抜群。対面式のキッチンに立てば、窓から街を一望することができて、まるでホテル暮らしのような非日常感を味わえる。
2017年10月からこの部屋に住み始めたM.Tさん。以前住んでいた部屋は、都市開発で退去を命じられたため、どうせならちょっと変わった部屋へ…と思い、ここにやってきた。
「当初はUnionかOrganicかで迷っていたんですが、部屋の広さとお洒落さ、全体的なバランスの良さでここに決めました。仲介の方にREISMを教えてもらってこの部屋に出会えてラッキーでした。」
仕事で独立を考えていた時に、住居の面でも転機があった。そんな折にこの部屋と出会い、暮らすことになったM.Tさんのニーズに洗練されたホテルライクの「Organic」はとてもフィットした。
「収納はたしかに少ないけれど、工夫次第でどうにでもなるし、なにより彼女も気に入ってくれました。いわゆる普通のワンルームよりも非日常な感じで、でも安心できて。集中してモノが考えられるし、この環境は僕にとって最高です。」
すべてにおいて満足度の高い毎日が、この部屋から始まった。
アーバンでシックな質感で、心が落ち着く空間。この部屋を訪れた人の第一印象はきっとこんな感じだと思う。
「実は最近、自身でブライダルギフトの会社(https://yui-gift.com/)を立ち上げたばかりで。外にオフィスは一応あるけれど、自分が住んでいる部屋で集中してやりたいこともたくさんある。そして新しいアンテナを張るべく、つねにオンでいるよう意識した。ここは、そのための部屋でもあります。」
今のスタイルがとても充実しているし楽しいというM.Tさん。つねにオンでいるために、できるだけモノを置かず空間を雑多にせず、生活感を漂わせたくない。とはいえ徹底するのはなかなか難しいので、何事もすべてバランスよく加減よく。M.Tさんが心がけているルールは、とてもシンプルだ。
デスクはこの部屋に来てから、雰囲気に合うものを買った。デスク周りは機能的で使いやすいレイアウトにし、集中力がより高められるよう工夫をこらした。
「一休みしたい時は、REISMのプレゼントキャンペーンでいただいたイスに座って、本を読んだりぼんやりしたり。これすごくいいですね。包み込まれている感じで、安心するんです。」
イスひとつをとっても、部屋によくマッチしている。また、ベッドは玄関から見えないよう壁の向こうがわにあり、イスは仕事スペースとのゾーニングの役割も果たしている。
自身の集中力をマックスに高められる部屋は、同時に快適な生活を送れる素晴らしい「我が家」でもある。すべてが集約された、パーフェクトな自分仕様の空間だ。
「料理はよくします。特にこの部屋に来てからは、ほぼ自炊。以前、カフェで働いていたころは奴隷のように(笑)毎日パスタを作っていので、いまだにパスタはとても得意ですね。」
コンパクトながら使いやすいキッチンが、M.Tさんの毎日にとても役立っている。どうしても生活感が出てしまいがちなキッチンスペースだけど、吊り下げ棚やシンクの質感、形、ウッディなカウンターなどのスタイリッシュさで生活感を軽減。生活の中の一場面も、お洒落なワンシーンへとグレードアップしてくれる。
さらに、キッチンカウンターと同じ高さのテーブルを対面位置に置くことで対面式キッチンのスタイルに。たくさんイスを用意すれば友達を招いてのホームパーティも気軽にできるので、今後どんどんこの部屋に人を呼びたい、と語るM.Tさん。
人とのコミュニケーションが密になれば、より心が豊かになりライフスタイルだけでなく、今後の展望さえももっと充実していく。
「今回の起業をきっかけにして、もっといろいろなことにチャレンジしていきたいです。アイディアはたくさんあって、どのように進めていくかもすでに構想済みです。」
この部屋で英気を養い、人と密に接し、そして集中して仕事に取り組むことによって生まれる新しい野心とアイディア、未来への展望。確実にステップアップしていく素晴らしい連鎖が、この空間で見事なまでに繰り広げられている。
人と部屋が成長していく、正しいお手本のようなライフスタイルだ。
Text: Yuzuka Matsumoto
Photograph: Yoshinori Tonari
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