File No.062iCafe Y.Yさん work:広告代理店

心と体が整う暮らしは、
快適な空間から。

古き良き風情が残る人気の下町の一角。
各所へのアクセスが良い立地にある「iCafe」はビンテージ感あふれる特別な空間。

部屋に入るとまず目に入るのは、よく使い込まれた足場板を使ったオンリーワンのフローリングそして明るい印象の真っ白な壁。

部屋の中心には「iCafe」のシンボルと言えるカフェカウンターが。足場板をランダムに使用し唯一無二の存在として鎮座している。
カウンターはテーブルがわりになるだけでなくキッチンとリビングスペースをゾーニングする大きな役割も担っている。

カウンター上のペンダントライトは調光式なので明るく開放的な雰囲気からアンバーな空間まで気分に合わせて演出できるのがうれしい。

木材とコンクリート、そして白い壁。
それぞれの素材の良さをストレートに感じることができるこだわりの造りとなっている。

「最初に部屋を見た時、とにかく天井の高さに驚きました。そしてカウンター上の幅の広い梁。でもこれが空間をしっかり区分けしてくれて、とても良い感じです。」

この街の住みやすさに加え、「iCafe」独自の個性と設備の完璧さに惚れ込み入居を決めたYさん。
なんと以前はREISMの「Chic」に住んでいたという。

同じ会社が手掛ける物件でも、コンセプトの全く違う部屋への引っ越し。
心や生活にはいったいどんな変化があっただろう?

天井が高いリビングスペースはワンルームとは思えないほどの解放感。温かみと時間経過を感じる床は、足裏にも心地よい。キッチンに立ってカウンター越しに部屋を眺めれば、どこまでもクリエイティブで自由な発想が生まれそう。

玄関には厳選した靴類、トイレ内はホワイト&グリーンで統一。「異質で強い色合いのものを一つでも置いてしまうのがイヤ」と、小物や洗剤類もシンプルな色合いの容器に入れ替える。徹底して生活感を極力出したくないというこだわりが見事。



ストイックなまでの
シンプルイズベスト。

「もともと雑誌などでリノベーションの部屋はよく見ていて。ある日ネットで『東京/リノベーション』で検索したらREISMさんがすぐ出てきました。そもそも賃貸でこんなにセンスのある躯体表しの部屋ってなかなかないので、そこに一番惹かれて。」

最終的に「iCafe」か「Kitchen」のふたつで悩み予算や立地を熟考したうえ、現在の入居に至った。

「床の素材が素敵なら、たいていのモノが映えるはず」と家具は、もともと持っていたものだけをさらに厳選して配置。
そのすべてが見事に空間にマッチしてまさにYさんの狙い通りに。

気が散るので、カフェカウンターの上にも他の場所にも余計なモノは一切置かない。
キッチンからリビング、ベッドスペースはリラックスしてリセットすることだけに集中できるスペースにする。

さらに、生活感を出さずできるだけ快適に暮らせるようにといくつかの自分ルールを設けたYさん。

自宅では飲酒をしない、できるだけ外へ出て歩く、湯船につかる、デスクワークだと眠りが浅くなるので眠る90分前からスマホやパソコンにさわらない、ベッドにはスマホを持ち込まない。

一見とてもストイックだけど、すべては自分が健やかでいるための最低限のルーティンワーク。

徹底してシンプルに、心身を整えることだけに特化した環境では、行動も人生もすべて良いほうへ変わるというお手本のようなケースだ。

機能的で使いやすいキッチンには無駄なモノを極力置かず、つねにスッキリとした状態をキープ。日常使いの家電などはシンク下やカウンター下にボックスを用いてスペース効率よく収納。考え抜かれた配置からセンスの良さと美意識の高さがうかがえる。

カウンター用に購入した「広松木工」のルメスツール。昇降式なので高さ調整も自在。座面をはずせばサイドテーブルとしても使えるので、ソファ横からカウンター前まで幅広く活躍してくれる頼もしいアイテム。使うほどに愛着がわく特別な一品だ。



自分史上最高の部屋で、
かつてないほどの満足を。

「もうこれ以上引っ越しはしなくてもいいかな…。ここは、本当に自分史上最高の部屋だと思います。」

テレワークになってから週の半分は在宅仕事。
仕事に全集中できる環境作りを突き詰めた結果大胆にも、ワーキングデスクの設置場所を玄関スペース目の前の廊下に決めたYさん。

横幅が広く奥行が少なめのマスターウォールのワーキングデスクは大のお気に入り。
部屋にうまく配置できるかどうか心配だったけれど、廊下ならデスクのフォルムにうまくフィットする。

デスクだけでなく、部屋の施工中から図面をもらい寸法をはかり家具配置を事前にシミュレーションしていたという。
REISMなヒトならではの熱意とこだわり。

こんなふうにリラックススペースとワーキングスペースを完全にゾーニングできる環境空間はYさんにとってかけがえのない「ホーム」となった。

ちなみにマンション自体の築年数は35年。
友人や家族からちょっとだけ心配されたが、部屋の写真を見せると「これなら大丈夫!そしてすごくお洒落!」と喜ばれるらしい。

テレビのリアリティ恋愛番組でお洒落な部屋を見て突然「こんな部屋に住みたい!」とインテリアに目覚め雑誌などで勉強していたが、やはりREISMは格別だという。

「 もう、普通の賃貸にはもどれないと思います。」

そう直感したというYさんの新しいライフスタイルは、未知の可能性と楽しさであふれている。

収納力抜群のクローゼットは、サイズも存在感も大きい。目隠しの白いカーテンの圧も増すため、あえていつも半分開けてバランスを調整。「ほとんどここに居る」というソファは座面が広く包み込まれるような心地よさ。ピクチャーレールをフル活用して壁にお気に入りのアートを飾れば、極上リラックススペースに。

足場板を使ったフローリングは、この部屋だけが持つ個性。現場で着いた傷や無造作に飛び散ったペンキ汚れなども、すべて「味わい」としてリアルにそのまま活かしている。「思ったよりも荒々しかった」という床は、今ではすっかりYさんお気に入りポイントとなっている。

Text: Yuzuka Matsumoto
Photograph: Hiroshi Yahata