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利便性と環境の良さが圧倒的。
「旗の台」は今、注目の街。

東急池上線と東急大井町線の2路線が使え、都心にも神奈川方面にも出やすい便利な交通アクセスが特長の「旗の台」駅。開業当時は目黒蒲田線の「東洗足駅」と池上電気鉄道「旗が丘駅」にわかれていたが、「旗が丘駅」が空襲により全焼したため1951年に両駅を統合し現在の「旗の台」駅に改称された。旗の台は、なんとも歴史のある駅だ。現在は2路線の立体交差によって、二階が大井町線、一階が池上線の施設となっている旗の台駅だが、東急電鉄が行っている「木になるリニューアル」計画の第2弾として2019年春ごろの完成を目指し、二階部分の施設を木造駅舎の雰囲気を踏襲した美しいウッディ調に建て替える予定だ。多摩地区で生産された多摩産材を使用し、老朽化したホームの屋根を建て替えるほか、ベンチや待合室、駅舎の改修もされる。そしてこの街のシンボルといえば品川区唯一の大学病院、昭和大学病院。隣には昭和大学もあるので、ファミリー層はもちろん学生もとても多い。今後ますます飛躍が期待される旗の台は、治安の良さや暮らしやすさとあいまって、今とても注目すべき街となっている。

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商店街の数の多さは、そのまま
住みやすさへと直結する。

旗の台駅の線路を中心に、周りに広がるのは数々の商店街。旗の台東口通り商店街、旗が岡商店街、旗の台三丁目商店街、旗の台四丁目商店街などなど…。商店街を通って隣の荏原駅まで行けるほど、その長さと規模はもう半端じゃない。さらに荏原駅からも荏原町商店街が続いており、商店街ごとにちょっと違ったカラーの店を探すことができる。商店街には鮮魚、生鮮野菜、肉などをはじめ、米穀店、コーヒー豆焙煎、パンの店、豆腐屋、洋菓子屋など各種個人専門店が軒を連ねており、自慢の品を取り揃えているため、店ごとの味を選び放題楽しむことができる。さらに便利なことに、商店街の中には大手スーパーやドラッグストア、コンビニなども多数。個人店との役割をちゃんと住み分けしているのがすごいところ。もちろん味自慢の飲食店も多いので(中には学生価格の大盛り店もあり)自炊派にも外食派にも満足度抜群、便利すぎるほど便利な街なのだ。商店街を歩くだけでも立派なウォーキングになるうえ、散歩に適した公園や遊歩道もある。優れた利便性も手伝ってファミリーだけでなく、一人暮らしの層にも人気が高いのがうなずける。

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美味しく食べることで体にしっかり作用する
パワースポット的店舗が充実。

こだわりの食材を使い、美味しいだけじゃなく体にもやさしい料理を提供する店が、他の街よりもちょっぴり多いような…この商店街では、なぜだかそんな印象を受ける。たとえば「からだによくておいしい」をテーマにしたカフェ&エステサロンでは、全国から食材を選りすぐり、スピルリナを練り込んだ麺を使ったラーメンと自家製フツールソースのかき氷が大人気。また、米穀専門店へ行けば、体に良い雑穀をはじめ手作りお惣菜やセイロで蒸したお赤飯などがずらり。他にも人気なのは、小さなカウンターでコーヒーを飲むこともできる焙煎珈琲豆専門店、4人の和菓子職人が作る、品質にこだわったドライフルーツをたっぷり詰め込んだ羊羹の店などなど…。いずれの店のスタッフも、体と心が喜ぶ美味しさを熟知しているエキスパート揃いだ。また、旗の台エリアは新鮮な魚介と生鮮を扱う店舗がとても多く、食材を仕入れて自宅でヘルシーな手作り料理を作るにはもってこいの環境。この街で暮らせば、忙しい仕事を持つ一人暮らしの人でもちゃんと健康と向き合うことができる。

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居心地の良い街は、
すべての人たちにとってやさしい。

商店街をほろほろと歩いていくと、一軒の懐かしい風情ただよう銭湯に行き当たる。街の住人に人気の「新生湯」は、全国初の健康増進型銭湯。東京都が行う「銭湯を町の健康増進拠点に活用していく」事業の第一号店だ。高濃度炭酸泉や薬湯、流水歩行風呂、露天風呂など18もの設備が整い、入浴料金はなんと460円。一日中でも居たいほど楽しく快適な、究極の癒しスポットだ。湯上りに飲むビン牛乳やラムネの美味しさも、ぜひここで堪能してみたい。旗の台の近隣駅はどこも比較的近く、荏原駅や長原駅、洗足池駅などへも気軽に歩いて行ける利点がある。エリアのオアシス的存在である洗足池公園ではホタルが舞う都会の水辺を目指し、ボランティア活動も行われているので参加してみるのもおすすめ。荏原駅からほど近い旗岡八幡神社では、毎年9月に例大祭が行われ、百軒近い露店が立ち並ぶ。長原駅が最寄りの老舗店「スナック兎」では夜な夜なアート談義が行われ、住人もそうでない人も気軽に交流することができる。どこに居ても心地が良く、心も体も元気にしてくれる旗の台の街は、今日も多くの人々をやさしく見守っている。