東京の歴史を感じる街。
「神楽坂」で文化的一人暮らし。

「神楽坂」駅は、明治~大正時代、芸妓さんがお座敷を彩る花街として賑わっており、今でもその風情が残る街。小さな路地が多く、通りにはひっそりと置屋が存在するなど、なんとも粋で味わい深い。東京メトロ東西線のほか都営大江戸線牛込神楽坂駅や東京メトロ有楽町線江戸川橋駅も近く、3路線が利用可能なので通勤通学の便がとても良い。駅から飯田橋方面へと続く坂は石畳の道路で、たくさんの名店が立ち並ぶ。そんな街並みがフランスの風情と似ていることから”東京の小さなパリ”とも称されている。グルメスポットがたくさんあり、ドラマの舞台の街としても注目されているため年間を通して大勢の観光客がやってくる。毎年夏には神楽坂祭りのメインイベント「阿波踊り大会」が行われ、街中が踊る阿呆と観る阿呆であふれる。通りや店が観光客によって混雑することもあり、住人にとっては少し不便な部分もあるかもしれない。また、立地の良さと人気ぶりから家賃相場はかなり高め。けれどそれだけ多くのヒトを惹きつける魅力のある街なので、住む楽しさと快適さ、ステイタスの高さは計り知れない。神楽坂は、きっと「一生住みたい」街になる。

地下鉄から地上へ上がれば、
10秒でカルチャー散策スタート。

駅前や大通りには飲食店やスーパー、病院、銀行などの生活施設が点在していてとても便利。細い路地には閑静な住宅街で、小さな料亭やレストランなどの名店が軒を連ねる。魅力的な路地がたくさんあるので、このエリアだけで思う存分街歩きを楽しめる。駅を出るとすぐ目の前にある「AKOMEYA TOKYO in la kagu」は、かつての新潮社の倉庫をリノベーションして造られた暮らしに寄り添う複合施設だ。

「AKOMEYA TOKYO in la kagu」一階では食品や調味料、酒、調理器具や食器など日本各地の厳選したアイテムを販売。さらに約20種類もの銘柄の米を量り売りしてくれる。「AKOMEYA厨房」では店内で販売されている調味料や米を使った美味しい定食が楽しめるなど、日本食の粋を五感で味わえるスポットだ。二階はこだわりのアイテム雑貨が揃うセレクトショップになっており、センスの良い衣食住アイテムに出会うことができる。

じっくりと見て、触れて、感じる。
いつでもどこでも感動できる街。

神楽坂の街には、個性的で魅力あふれるギャラリーが実に多く点在している。建物自体が登録有形文化財に指定されている老舗ギャラリー「AYUMI GALLERY」をはじめ、カフェのようなところやコンテンポラリーでモダンな空間まで多種多彩。多くのアーティストからリスペクトされ注目されている神楽坂は、とびっきり素敵でオンリーワンの文化を持っている。

「赤城神社」は群馬県の赤城山を祀る神社。カフェを併設しているほか、毎月一度境内で青空市場も開催しているなど楽しみも多彩。お茶を飲みながらゆっくりと参拝することができる、文字通りのパワースポットだ。「かもめブックス」は従来の書店のように新刊を優遇したものではなく、「感動を与える/感動の想起させる」ことを意識した売り場を展開。本当に読みたかった一冊に出会うころができる。カフェやギャラリーも併設しているので、ゆっくりと時間をかけて文字と触れ合ってみよう。

癒されながら元気がチャージ。
グルメ散策も素敵なものに。

神楽坂商店街には魅力的な個人店や専門店、施設がたくさん立ち並ぶ。国民的4コマ漫画「コボちゃん」の作者である植田まさし氏は、神楽坂在住35年。神楽坂商店街にちょこんと立っているかわいいコボちゃんブロンズ像をはじめ、町内マップのイラストなども手掛けている。多くの著名人が愛する街は、住みやすさのレベルが格段に高い。

「Tombolo/トンボロ」は、懐かしい長屋民家のような外観のレトロ感あふれる喫茶店。心底リラックスできる店内で楽しめるのは、硬めに仕上げた昔懐かしい絶品手作りプリン。蔦が絡まる雰囲気のある外観が目をひく「マンヂウカフェ」は、様々な種類のお饅頭を提供する隠れ家のような一軒家カフェ。ソフトドリンクのほか、ビールやワインも提供。あらゆる角度から無限の楽しみ方ができる、神楽坂の暮らしは最高だ。