誰もが住みたい街No.1!!「吉祥寺」

誰もが1度は住んでみたいという思いを抱かせる街「吉祥寺」。「住みたい街ランキング」では何年も1位に輝き続けるほど絶大な人気を誇り、いつの日も多くの人で賑わっている様子は、その人気ぶりを言わずとも証明してくれている。「吉祥寺」は杉並区に隣接する武蔵野市の東端に位置する街で、中央線、総武線、井の頭線、東西線の4つの路線が交わるターミナル駅を持っており、新宿、渋谷まで直通約15分程度というアクセスの良さ、駅周辺の大型商業施設とそこから伸びる商店街を見れば、おそらく都内でもトップクラスの利便性を持つ街。しかし、都内にはここ以外にも便利な街や賑わいを見せる街はいくらでもあるのにも関わらず、多くの人がこの「吉祥寺」を選ぶ理由は、生活利便性だけではない、「吉祥寺」が生み出す存在感や空気感に心惹かれるモノがあるからかもしれない。今回はそんな吉祥寺の魅力をいくつかピックしていきたい。

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斬新なカルチャーミックス

吉祥寺を歩いているとバリエーションに富んだ様々な店と、その数に驚かされる。ここの街並みは「飲食店」「アパレル系ショップ」「地元経営店」などが同じ通りに軒を連ね、繁華街と歓楽街が一緒になっているようなイメージだが、それが街らしさへと上手くミックスされていて歩いていて飽きることはない。例えば、駅前にある、吉祥寺を凝縮したスポット「ハモニカ横丁」は、昔ながらの立?み系からオシャレカフェ、そして古着屋といった、新しい店と昔ながらのお店がお互いに良さを出し合い、ここにしかない魅力を作っている。あらゆるものがこの小さな横丁に集まり、学生からお年寄りまで楽しげに小路を行き来する、そんな場所がすぐ近くにあれば、自分のライフスタイルがどんどん広がっていくことだろう。あまり気づかれないような場所にあるお洒落なアートスペースやライブハウス、休日になると街のどこかで始まるフェス、常に新しいモノを取り入れてきた街で多種多様なオリジナルのカルチャーをぜひとも実感していただきたい。

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自分らしい贅沢な時を過ごす

吉祥寺を代表するスポットとして一番に名前が上がる井の頭恩賜公園。花見や紅葉など、四季を感じさせてくれるその時々の姿は圧巻で、ハイシーズンにもなれば多くの人がここに集まる。井の頭公園では天気のいい休日には散歩やピクニックなど、あふれる自然の中でゆっくりと「時」を肌で感じながら過ごす人が多く見られる。吉祥寺駅から徒歩でもすぐ行ける場所にありながらも騒がしさを忘れさせてくれる癒しスポットとして地元の人をはじめ世代問わず多くの人に愛されている。そして、着目すべきポイントは、それぞれの人が読書やアート、音楽に勤しんでいたり、自分に合った時間の過ごし方とマイカルチャーを持っているということ。街の中では様々な個性やこだわりに存分に触れつつ、一方では、緑いっぱいの広々とした公園道を歩きながらゆっくりとした流れる時に身を任せることができる。そんな贅沢なライフスタイルを手にすることができるエリアは東京の中でもめったに見つからないと思う。

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人と街が生み出した
ここにしかない文化

吉祥寺には昔から大学を始めとした教育機関が多いことに加え、長くの間、独自の街文化を産み出してきたイメージがあり、そのためか、若者が多い街という印象がある。しかし実際に街を歩いてみると、それだけではない雰囲気にすぐに気が付くことだろう。1度吉祥寺に住むと「吉祥寺文化」がすぐに馴染み、そのまま住み続ける人が多くいるという。そういう人々が集まる街だからこそ、日々、進化した地元愛や感覚が育まれ、新しい吉祥寺が生まれているのだ。吉祥寺の駅を中心に大規模な開発が行われている今、これまで育まれてきた街文化を大事にしたいという生粋の吉祥寺ファンや地元の方の意思がそのような街を作り上げているのかもしれない。東京には下町情緒といったレトロな界隈が多く存在するが、吉祥寺にあっては街がオリジナルで作り出した「武蔵野情緒」という特別な文化が形成されてきた。他にはないこの文化こそが多くの人を惹きつける吉祥寺ならではの魅力なのだろう。

※この記事は、REISM MEMBER NEWS(2013年6月28日配信)のアーカイブです。