machi036_1

カルチャーエリアのど真ん中にある、
住みやすい街の究極系「牛込柳町」。

都営地下鉄大江戸線「牛込柳町駅」は、新宿区でありながら大通り以外は車の往来も少なく、閑静な住宅街が広がるエリア。アパートやマンションなどの賃貸物件も人気が高い。徒歩圏内に若松河田駅、牛込神楽坂駅、神楽坂駅、飯田橋駅、曙橋駅、市ヶ谷駅などがあり、それらすべての駅の中心に位置する。アスタリスクマーク(*)の中心が牛込柳町だとすれば、放射状に歩けばすぐ、必ずどこかの主要駅にたどり着ける形なのだ。さらに、徒歩だけでなく都営バスを使えば深夜まで新宿、九段下、渋谷、池袋方面へも短時間で気軽に行ける。生活に必要な交通手段が静脈のように張り巡らされ、抜群の住みやすさ。牛込は歴史も古く、1878年牛込区として成立。市谷(いちがや)、神楽坂(かぐらざか)から西は早稲田(わせだ)、大久保とじつに広範囲に及んでいた。かつては牧場があり、多くの牛を飼育したことや、中世、牛込氏(群馬県大胡(おおご)氏の子孫)が居住したことがその名の由来。大手出版印刷会社も多く点在する文化的地域だ。

machi036_2

今も昔も、住みたい街トップクラス。
オンもオフも、時間を忘れて歩きたくなる場所。

牛込根柳町の駅前には、ドラッグストア、コンビニエンスストア、自炊派には欠かせないスーパーマーケット、ファミリーレストランなどが一通り揃っており、会社帰りの買い物や日々の用足しにも全く不自由しない。またこのエリアには一軒家を改築したり、メインテーマを持つ趣のあるカフェなども多く点在するので、外食派にもうれしい。たとえば雑穀や無農薬野菜を使った料理を出す店や、フクロウと触れ合える体験型の店などなど…。あちこちのカフェをめぐり歩いて、お気に入りの店を探してみるのも楽しい。牛込近辺はもともと山手台地の一部に位置するため、薬王寺坂や念仏坂など、風情のある坂が多いのが特徴。徒歩でしか登れない小さな坂たちは、じつはショートカットにとても便利で、大きな通りに出なくても目的地まで行けたりするので自分だけのネコ道にも。歴史ある小路や坂が多いこの街は、かつては夏目漱石や永井荷風など多くの文豪が住んでいたこともあり今でも大手出版社が多い。文化的な風情に満ちた界隈なのである。

machi036_3

格調高い伯爵邸から、庶民的な商店街まで。
さまざまなカラーが混ざり合う、宝箱のような街。

隣駅の「若松河田駅」にも、柳町の駅から徒歩で20分程度。ここには昭和2年に建てられた小笠原伯爵邸があり、歴史あるスパニッシュ様式の美しい建造物を間近で堪能することができる。スペインのオリーブや缶詰、シェリー、ビールなどを楽しめるユニークなカフェでの優雅なブランチもOK。和の民芸品専門店などもあり、伝統的でモダンな和食器や染め物などが好きな人にはうれしい。また、曙橋駅方向へ歩けば、対照的にぐっと庶民的な雰囲気だ。あけぼのばし通りはデイリーな買い物や食事もできる、カジュアルで便利な商店街。小路に入れば念仏坂や安養寺坂など小さな坂が多く、とても閑静な街並みだ。高台にはかつてフジテレビの社屋があり、報道の中心として活躍していたこともあるが、この跡地はいまや高級タワーマンションとなり、その利便性で住みやすさで変わらず人気を博している。アクティブで最先端、でもリラックスモードも忘れない。界隈の持つさまざまなカラーが、住む人の毎日の暮らしに彩りを添えてくれる。

machi036_4

思う存分美にふれて、センスを磨く。
あふれるほどの知的財産を短時間でゲット。

牛込柳町から徒歩で神楽坂へと向っても、20~30分で行けるほど手軽な距離。道程には情緒あふれる坂道や神社仏閣、商店街など、見どころ・遊びどころも多彩だ。坂の上には、古い倉庫をリノベーションした商業施設「ラカグ(la kagu)」が誕生。サザビーリーグと新潮社のコラボにより生まれたラカグには、こだわりセレクトのハイセンスな雑貨、ファッション、家具などが豊富に勢揃い。カフェでは季節の美味しいオリジナルメニューも楽しめる。さらに坂を歩み進むと、新潮社が展開する読書カフェや、貸ギャラリー「AYUMI GALLARY」などカルチャースポットも目白押し。建築家・高橋博自身のアトリエとして建てられたアユミギャラリーの建築物は、その美しさで登録有形文化財にも指定されている。賑やかな神楽坂を降りていくと、飯田橋の駅前に出る。お堀沿いには立派な桜が連なり、ほとりにあるカフェは絶好の花見スポットに。暮らしの中で自然と心の財産が増えていくのが、牛込柳町エリアの最大の魅力だ。