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江戸っ子の粋な文化が息づく
「両国」で小気味よく快適に暮らす。

JR総武線と都営地下鉄大江戸線の2路線が利用できる便利な立地の「両国」。この2つの路線同士は一番近い出口でも歩いて5分かかるが、実際には大して遠く感じない。このエリアからは錦糸町駅や浅草橋駅、秋葉原駅などへも徒歩でラクラク行けるので、全体的なアクセスの良さが非常に良いのがうれしい。1回100円で利用できる墨田区内循環バス「すみだ百景すみまるくん・すみりんちゃん」も、とても便利な足として地元民に親しまれている。北西部ルート(向島・鐘ヶ淵ルート/東京スカイツリーへも行ける)、北東部ルート(八広・立花ルート)、南部ルート(両国・錦糸町ルート)がありあちこちを巡ることができる。3ルート共通一日乗車券なら、300円で購入できてさらにリーズナブル。駅北側は国技館や江戸東京博物館があり綺麗で整っているが、反対側は住宅街とならび昔ながらの居酒屋などが軒を連ね、下町情緒が溢れるノスタルジックな印象。夏の風物詩の決定版であり日本最古の花火大会でもある隅田川花火大会は、以前は「両国花火大会」という名称だった。イベントが盛りだくさんなうえ歴史的建造物も満載。そんな日本の粋を集めた街で暮らすのは、日本人として非常に誇らしい。

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相撲の街というイメージが強いけれど、
そこがまたイイ。もちろんそれ以外もイイ。

両国の街と言えばランドマークが両国国技館、そしてなんと言ってもシンボルは日本の国技・相撲。相撲部屋も多数あり、道を歩けば実にたくさんの力士とすれ違うため、なんだかワクワクしてくる。両国駅の旧舎をリニューアルした複合施設「両国 江戸NOREN」内には街の総合案内所を設置し、「粋な江戸の食文化を楽しむ」をコンセプトにした12の和食店が集結。施設の真ん中には本物の土俵が鎮座している。本格的なちゃんこ鍋を味わえる店舗は日本一多く存在し、各店舗がしのぎを削っている激戦区だ。さらに元力士が切り盛りする飲食店なども多数。これほどあちこちが相撲一色な街も他にないが、もちろんそんな相撲関連以外でも、暮らしに欠かせない店舗がたくさんある。駅近くには商店街や各種飲食店、ドラッグストア、個人経営のパン屋、スーパーなどが集まり、自炊派にも外食派にも大変便利だ。駅近ワンルームなどの家賃相場は決して安くはないが、立地条件や利便性、グルメスポットの多さなどを考えると十分納得が行く。また、本来相撲のための施設である国技館も、プロレスの試合や音楽イベントなども行われ、様々な楽しさがてんこ盛りという点も見逃せない。

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明日はどこを開拓しよう?
考えるだけで、自然と胸が高鳴る。

国技館に隣接する江戸東京博物館。東京の歴史と文化に関わる資料を収集、保存、展示しており、実物大の日本橋や芝居小屋、江戸時代の街並みを再現した模型などが見られる。伝統的な民芸品も買えるミュージアムショップも人気スポットだ(ただし博物館ショップともに平成30年3月31日ごろまで改修工事のため休館中)。両国といえば、もうひとつ有名なのが歌謡曲の題名にもなっている「両国橋」。江戸時代に架橋され、下総国と武蔵国の国境で、これが両国橋の名称の由来となっている。そんな両国橋のかかる墨田川沿いには気持ちの良い散策路が続き、さらに横綱町公園や無料で入れる旧安田庭園などもあり、リフレッシュできる場所がとても多い。昔ながらのお惣菜屋やパン屋で好きなものを買い、食べ歩きながら散策するのもちょっと面白い。さらに、国技館前にある東京水辺ライン両国発着場から水上バスに乗れば、浅草まで10分(310円)浜離宮まで45分(620円)、台場まで60分(1,130円)で行けるため、歩く散策だけでなく水上散歩まで楽しめる。気軽に、ご近所で非日常気分を味わいつつショートトリップできるのが両国暮らしの最大のメリットだ。

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橋を渡れば、とたんに異文化・別カラー。
ヒトの営みの流れを肌で感じられる。

葛飾北斎生誕の地として数多くの北斎コレクションが展示されている「すみだ北斎美術館」をはじめ、隅田川花火大会の歴史や花火玉の現物、花火師の舞台衣装などを見ることができる「両国花火資料館」、相撲写真資料館、吉良邸跡などなど…見どころがギュッと詰まった両国エリア。そこから両国橋を渡り浅草橋方面へと歩き進むと、文化やカラーは見事に一変する。隅田川から分かれて流れる神田川沿いには屋形船の会社がずらりと並び、各社ともに春夏秋冬さまざまな楽しみ方ができるクルーズツアーが目白押し。おしゃれなカフェやバーもあり、開放的な川沿いの雰囲気を存分に満喫することができる。浅草橋周辺には宝石や天然石、布製品の問屋が多く、アクセサリーパーツや洋裁用品なども安価で手に入れることができるので、女性にはたまらないエリア。業務用の食料品店なども多く、目的別で買い物ができるため両国とはまた一味違う便利さだ。エリアごとの特色を知り暮らしに取り入れることで、ライフスタイルがさらに豊かに変わること間違いなし。