名士・芸術家の家から大企業まで。
本物と上質が集う「護国寺」。

有楽町線沿線にある「護国寺」の駅。有楽町線を利用して、池袋、有楽町、銀座一丁目と主要スポットへダイレクトでアクセスできるので非常に便利な場所だ。駅の周辺にはお茶の水女子大学や筑波大学付属中学校、高等学校、日本女子大学などあらゆる教育施設が豊富に揃い、日本屈指の文教地区となっている。大通りから少し奥へ入ると高級住宅地である音羽があり、一転して落ち着いて優雅な雰囲気が広がる。講談社などの大手出版社も多数あり、駅前には大きなビルのオフィスが多い。寺院が多いエリアでもあり、昔ながらの落ち着いた風情も感じられる。街のシンボルとして、護国寺のほかに「鳩山会館」があげられる。鳩山一郎氏の旧住居を会館として開放しており、美しい洋館、洋風のサロンや四季折々の花が咲き乱れる庭園を見ることができる。護国寺の賃料は変動が小さく、安定しているが少々高め。それでも利便性が高いこともあり一人暮らし層につねに人気がある。高級住宅街や教育施設の多さから治安も良く、安心して暮らすことができる。街のあちこちに上質さがただよい、ちょっとグレードの高いライフスタイルになりそう。

駅の名前通り「護国寺」がある。
それだけで守られている感じになる。

有楽町線護国寺駅の1番出口を出ると、すぐに荘厳な護国寺の正門が見える。真言宗豊山派の「大本山 護国寺」は徳川綱吉の母である桂昌院の発願で1681年に創建。敷地内には大隈重信や山縣有朋などの著名人が眠る墓所がある。本堂前の広くて開放的な境内には大きなベンチなども。地元の人や観光客が座り、おのおの自由で心地よいひとときを過ごしている。「十二支からはずれて暇だから、オレはここにいるんだ」と言わんばかりに正門前でくつろぐ猫は、なじみの場所らしく堂々と寝そべっている。なんとも心地の良い風が流れる護国寺の街。

駅前には深夜1時まで営業しているスーパーがあるので、残業帰りの買い物も安心。商業施設の多い池袋にもほど近いため、あらゆる買い物ニーズにも対応してくれる。駅前と講談社前には、文京区コミュニティバス「B-ぐる」の停留所があり、目的にあわせて便利に利用することができる。首都高護国寺インターチェンジがあるので、気軽に車で遠出を楽しむこともできる。あらゆる交通手段が整っているため、暮らしやすさが格別級だ。

愛すべき味、そして風景。
ほっとする場所ばかり。

古民家を利用して作られたモダンでお洒落なパン屋、カフェ、ギャラリーなど。護国寺の街には、古い景観を美しく保ちつつ新しい風を取り入れる工夫があちこちに見受けられる。手作り和菓子の店「郡林道」は講談社のすぐ目の前にある。ここの豆大福は、東京三大豆大福の一つと言われており、ぎゅっとつまった感じの存在感がすごい。たっぷり入った豆と甘さ控えめのあんこがたまらない。美味しいモノにたくさん出会える街に暮らせば、毎日がもっともっと幸せになる。

高級住宅街の中に点在する、小さなたばこ屋、裏路地、急な階段、古いけど温かみのある家屋。古き良き昭の時代の風景たちは、令和の今、さらにその存在感を増している。護国寺の街で出会える昭和の風景は、どこもちゃんと現役で活躍しているところばかり。そっと身を置いてほっと和んでみたり、写真に撮ったり、歴史を調べて散策をしてみたり。それぞれの楽しみ方で、街と共存してみたい。

音羽の森は、文化の森。
知的で美的な意識が高まっていく。

文京区は「文の京」という名前の通り文教施設が多いのが特長。講談社をはじめ、光文社など出版社が軒を連ねている。講談社の社屋は印象的な東風建築でひときわ目を引いており、護国寺の街のシンボル的存在。さらにお茶の水女子大をはじめ多くの教育施設が多く、文化的要素がとても強い。身を置くだけでなんだか文化人の仲間入りをしたような気分になるから不思議だ。

高台にある、ひときわ洗練されたデザインの一軒家。建築家の菊竹清訓の自邸「スカイハウス」は、日本におけるモダン・ムーブメントの建築に選定されている。江戸川橋駅にほど近い「WAITINGROOM」は、コンテンポラリーアートを中心に紹介。45年間郵便局だった場所を改装して作られた。WAITINGROOM=待合室の名前通り、誰でも入りやすく、鑑賞者とギャラリー、アーティストとの間に自然に会話が生まれるような雰囲気を作り出している。美しいものとカルチャーに触れられる護国寺で暮らせば、心が自然と豊かになっていく。