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商店街からパワースポットまで、 歩く楽しみにあふれた「中延」。

都心の品川区にありながら、ほどよい下町感を感じられる「中延」の街。大井町線、地下鉄の都営浅草線の2路線が利用できるため都心へのアクセスもバッチリ。東京駅や渋谷駅、新宿駅などいずれも30分以内で行けるので、通勤もしやすい。駅からすぐの大通りは大型店舗が立ち並び、交通量も多い。駅前商店街なども人でにぎわい、一見すると「やはり品川区だな」という印象だが、ひとたび住宅街に入ると信じられないほどの静寂が広がる。昼下がりの住宅街は人通りも車の往来も少なく、個人宅の教室からおだやかな琴の音が聞こえてくる。家賃相場はそこまで安くはないが、古くからの住人が多く自治がしっかりしているせいか治安も良く住環境は非常に良いようだ。「東京の白蛇さま」で有名な「蛇窪神社」は、関東有数の金運アップが期待できると言われるパワースポットで、平日でも多くの参拝客が見受けられる。限定の御朱印が大人気で何時間も並ぶこともあるそう。「弁天通り公園のヒマラヤ桜」は、11月~12月の冬に咲く、桃色から白色の桜。日本ではあまり見られるところがなくこれを見るために遠方から訪れる人も。「中延ねぶた祭り」では迫力満点のねぶたが巡行。年間を通じて面白い、中延の街暮らしに今、注目したい。

駅周りは賑やか、住宅街は静か。 バランスの良さが心地よい。

machi091_2 「中延駅」は大井町線と地下鉄の両方にあり、二つの駅はすぐ近くにあるので、乗り換える場合もラクにできる。さらにそれぞれの駅周りに商店街や商店があるため、買い物もひとつのエリアで一度にできるのがうれしい。駅直結の大手スーパーから個人商店まで勢揃いしているので、気に入りの店を選ぶ楽しさも。駅周辺は人の往来はそれなりにあるが、混雑するほどではないので気ままにゆっくり過ごすことができる。 machi091_3 中延駅を降りると、すぐ目の前に「中延スキップロード」というアーケード商店街の入り口が出現。パン屋や総菜屋、生鮮店、家具屋など魅力的な店舗を物色しながらぶらぶら歩き、気づくと東急池上線の「荏原中延駅」に到着する。さらにまた「サンモールえばら商店街」が都道20号線まで続いている。商店街というのは地域密着型で、買い物に通うだけでも地元のヒトとの交流が生まれる一種のパワースポットのようなもの。便利なだけでなくホットなコミュニケーションもできる場が多いのは、住みよい街の特長だ。

懐かしい風景、新しい味。 ヒトとの交流も、ナチュラルに。

machi091_4 都心かつ駅前で本格的な「山小屋」の風情が楽しめる店はハンバーガーが名物。店主自らDIYをしたカウンターやトイレなどの造作は秀逸。「隣町珈琲/トナリマチカフェ」は、都内の「町」を調査する「隣町探偵団」の拠点地として生まれた喫茶店。文筆家の平川克美さんらが営むカフェで、時々ワークショップなども開催されている。他にも、ホットサンド専門店など中延には興味をそそられる飲食店がたくさん点在する。まさにとことん「調査」したくなる、懐の深い魅力的な街なのだ。 machi091_5 中延の街にいると、店頭で飲む「角打ち」のような感覚でちょっと一杯飲めるような個人商店が目につく。郷愁を誘う、昔ながらのスタイル。中にはコインランドリー併設の焼き鳥屋などちょっと変わった店もあり、洗濯を待ちながらおいしい物など…なんて、昭和ノスタルジー的な楽しみ方もできる。ストレートに「昭和通り」という名前の商店街もあるし、令和の時代に昭和をテーマにした散歩と洒落こむのもイイ。

絵になるロケーションで、 絵になる東京一人暮らしを。

machi091_6 これぞ銭湯!というビジュアルの「松の湯」は、昭和23年創業の歴史ある銭湯。お湯は全て天然温泉で、露天風呂へ続く庭には屋号の松の木をはじめ、季節の花も生けられており和の風情たっぷり。CMや人気ドラマなどのロケ地としても良く使われており、フロントには著名人のサインが多く飾られている。レンタルスペースでは、いろいろなイベントやワークショップ、レッスンなどが行われているのでマメにチェックすると面白いものに出会えるかも。 machi091_7 歴史の古そうな商店が立ち並ぶ通りにひっそりとある「Reggae Bar Buriki」。レゲエ、ヒップホップを楽しめる人気のカフェバーで、イベントなども開催。毎夜常連でにぎわっている。音楽とお酒を楽しむスタイルの店は他にも点在しており、好きなジャンルの店をぜひチェックしてみたい。中延では、毎年「新酒の地酒路」も開催。蔵元と新酒を楽しむ日本酒飲み歩きイベントで、なかのぶスキップロード商店街を歩きながら、約100種類の日本酒を楽しむことができる。中延の楽しみ方は、バラエティに富んでいる。