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品の良さが印象的な、整った街並み。
おだやかな暮らしを「奥沢」で手に入れる。

東急電鉄目黒線内で唯一、世田谷区の駅である「奥沢」。「呑川の下流地方からみて奥深い沢地」という意味で、この付近を流れる呑川の支流の九品仏川流域を区別し「奥深い沢」の「深い」を省いて「奥沢」となったとされている。落ち着いた高級住宅地として昔からとても人気が高いエリアだ。奥沢は、田園調布と自由が丘のちょうど中間に位置しており、品のある高級感とトレンドがバランスよく調和した住みやすい街。イメージの良さに加え、都心へのアクセスのしやすさも相まって女性の一人暮らしのニーズも多い。静かでおだやかな雰囲気の駅前からすぐの場所にある奥沢神社は、とてもすがすがしい空間。商売繁盛・五穀豊穣・出世開運などのご利益があり、近年ではパワースポットとして人気を博している。良く当たると評判のおみくじとともに、境内に住んでいる黒猫の「クロちゃん」も大人気。クロちゃんの写真を撮ると、金運に恵まれるとネットで話題になっているので、この街に住んだらぜひ毎日会いに行ってみたいものだ。

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安らぎの街は、駅前空間さえも
のどかでやわらかい雰囲気に包まれている。

東急目黒線沿線にあり、渋谷駅まで約20分、東京駅まで約30分。歩いて10分の距離にある自由が丘駅まで行けば、東急東横線と東急大井町線の2路線が利用できる。通勤にも通学にも非常に便利な奥沢は、若い層にとても人気の街。駅のすぐ前には24時間営業のスーパーやファミレス、コンビニなどが揃っており、食品はもちろん日常生活に必要なものがほとんど近場で手に入るのがうれしい。さらに、総合病院をはじめとする病院も充実していて急な時にも安心。奥沢駅から外へ出ると真っ先に目に入るレトロな建物「サンケイプラザ」にも注目。書店や雑貨屋、飲食店、クリーニング店、100円シップ、服飾店などが立ち並ぶ「奥沢ファミリーショップ」へと横につながっており、これはまさに都営団地や公団など、公共団体の建物に入居している昔ながらの懐かしいスタイル。昭和な雰囲気を楽しみながら、古くからの地元住民たちとふれあえるちょっとワクワクするショッピングスポットだ。人が集まる駅前エリアでも、懐かしさとオアシスのような安らぎを感じることができる。

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奥沢ブランド、奥沢カルチャー。
流行の発信地は、自由が丘だけじゃない。

お隣の自由が丘は、トレンド色の濃い流行発信地であり華やかな賑わいもあるけれど、奥沢も決してひけをとってはいない。近年では奥沢ブランドのスイーツやカフェなども定着している。街を歩いていると、どこからともなく漂ってくる香ばしいコーヒーの香り。実は奥沢は、自家焙煎したこだわりのコーヒー豆の販売と美味しいコーヒーが楽しめるカフェがとても多いことでも有名。さらにそんなコーヒーの味を引き立てる奥沢スイーツ、フレンチやイタリアンも充実しており、お気に入りの店を探しながら散策することができる。ワークショップなどを定期的に行いレンタルスペースとして活用できるカフェなどもあり、奥沢カフェはお茶を飲む役割を超えてカルチャースポットとしても活躍している。さらに、奥沢の特長のひとつに「レンタルスペースの多さ」がある。空き店舗で仮設ショップを開いたり、空き家だった古住宅を利用したコワーキングスペースとして再生したり…と、その内容も多岐にわたっている。使っていない空間を上手に活用すれば新たなコミュニケーションが生まれる、そんなリノベーションの極意をこの街はちゃんと理解し実践しているのだ。

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歩く、見る、感じる。
審美眼と感受性を育む最高の環境。

休日のカルチャーウォークにおすすめの「宮本三郎記念美術館」。奥沢にアトリエを構えた昭和を代表する世田谷区ゆかりの洋画家・宮本三郎。4,000点近くの自身の作品展示や展覧会、創作活動や各種講座を開催しており、興味のあるものをマメにチェックしてみよう。毎年9月には奥沢神社で「大蛇お練り行事」という伝統神事が行われる。蛇の形を作り担いで歩く祭りは全国的にあるものの、藁で作られた大蛇が街を巡回する行事は都内では唯一という珍しい行事だ。また、「今日は歩くぞ!」と思ったら、奥沢から徒歩30分ほどで行ける「等々力渓谷」への散策もおすすめ。等々力駅近くのゴルフ橋たもとから階段を降りれば都心とは思えないほど深く美しい緑の風景が広がり、ついさっきまで街中にいたことがうそのよう。多摩川に向かう谷沢川の流れに沿って散策路が続いており、四季折々の風景を楽しめる。下流には日本庭園や芝生の広場もあり、小さなピクニックに最適。渓谷左岸崖面には横穴古墳がいくつか見つかっており、歴史散策にももってこい。トレンドあり、カルチャーあり、自然あり。奥沢の「地の利」を得れば、暮らしはもっとレベルアップすることだろう。