一人のほうが楽?一人暮らしのメリット・デメリット

「自由に生活したい」「会社や学校に近い家に住みたい」など、一人暮らしをする理由は人によってさまざま。多くの人にとって、一人暮らしは充実した生活を送るための手段といえるだろう。
その一方で、一人暮らしは実家暮らしやルームシェアよりもコストがかかる、家事がたいへんといったデメリットも。

そこで、ここでは一人暮らしをする上で想定されるメリットとデメリットをご紹介。「一人暮らしを検討しているけれど、なかなか踏み出せない」という人は参考にしてみてみよう。

一人暮らしのメリット

まずは、一人暮らしによって得られるメリットを6つ見ていこう。

1 自由なライフスタイルを送れる

実家やルームシェアで暮らしていると、どうしてもほかの人の生活リズムに合わせたり、帰宅時間を気にしたりする必要が出てくるもの。
好きな時間にやりたいことをやりたい人ほど、一人暮らしのメリットも大きいといえるだろう。同居人の生活音や話し声などを気にせず、プライベートな空間で趣味や仕事などに没頭できるのも、一人暮らしの特権だ。

2 部屋を自分好みにできる

一人暮らしではない家では、全体を「自分だけの空間」にすることは難しい。好みのインテリアや家電などを置きたくても、自分の好みだけで決めるのではなく、同居人の同意を得なければならないことも多いはず。
その点、一人暮らしなら家全体のコーディネートも自由自在だ。自分だけの、居心地の良い空間づくりができるようになる。

3 人を呼びやすい

家に友人や恋人を呼びやすいのも、一人暮らしならではの魅力。同居人の許可をとることなく好きに家を使えるため、ストレスに感じることもないだろう。

4 通勤・通学に便利な場所に住める

実家やルームシェアの家が、必ずしも勤め先や通っている学校の近くにあるとは限らない。
一人暮らしなら、ある程度自分の希望するエリアに住めるため、毎日の通勤・通学時間を大幅に短縮することもできる。時間をより有意義に使えるようになるだろう。

5 最低限の家事ができるようになる

一人暮らしは、食事の用意や掃除、洗濯、ゴミ出しといった家事全般を一人でやらなければならない。
毎日家事をやる習慣が身に付けば生活能力もアップし、一人暮らしに困らないだけでなく、将来家庭を持つことになったときも大きな武器となるはず。

毎日、仕事や勉強をしながら家事をこなすとなると、計画性や時間管理能力も求められるため、スケジューリングのスキルも養われるだろう。

6 金銭管理能力が身に付く

家賃や水道光熱費、食費など、一人暮らしは実家暮らしやルームシェアよりも毎月の生活費がかかるもの。貯金や予算をやりくりすることで、金銭管理の感覚も身に付くだろう。

また、食材や日用品などをスーパーなどで買う習慣を続けていれば、商品を比較してより良い物を購入できたり、物を買うべきタイミングがつかめたりもできるため、節約スキルや経済感覚も養われる。

一人暮らしのデメリット

続いて紹介するのは、一人暮らしで懸念すべきデメリット。一人暮らしを検討している場合は、次のようなデメリットをどのようにカバーするのかも含めて考えることがポイントだ。

お金がかかる

一人暮らしは、家賃をはじめとする毎月の生活費などで、実家やルームシェアで暮らすよりもお金がかかってしまう。さらに、初めての引越しとなると、家電や家具も一式買い揃える必要があるため、まとまった資金が必要だ。

引越し資金を用意したり、毎月の生活費をやりくりしたりするとなると、趣味や娯楽などに回せるお金は少なくなるというデメリットが出てくるだろう。

家事に時間と手間がかかる

生活する上で必要となる家事は、生活能力は高まる一方で、毎日となると手間に感じてしまうことも。きちんと計画性を持って家事をしなければ、好きなことに回せる時間も限られてしまうため、注意したい。

生活習慣が乱れやすい

一人暮らしの自由度の高さは、人によっては生活習慣が乱れる原因にも。毎日の仕事や家事の忙しさに追われると、どうしても食生活や生活リズムが崩れてしまう可能性は高い。
生活習慣の乱れは健康トラブルを招くため、みずからを律して規則正しい生活を送るよう心掛けることも大切だ。

病気やケガをしたときに苦労する

風邪やケガで自由に動けないとき、一人暮らしで苦労したというケースは多い。看病してくれる人が家にいないため、普段から健康管理を徹底することも重要だ。
もしものときの備えとして、周辺の病院を調べておいたり、常備薬や体温計、長期間保存できる食材などをそろえておいたりすると安心。

防犯対策が必要

特に女性の一人暮らしとなると、防犯対策は重視したいポイント。オートロックや防犯カメラなど、セキュリティ面での設備が整っている物件も増えているが、そういった物件ほど家賃も高くなるため、ある程度自分で対策することが大切だ。
一人暮らしの場所を決める際には、「近隣に交番があるか」「警官や地域住民によるパトロールが行われているエリアか」といった、治安の良さを確認してみよう。

一人暮らしに向いている人・向いていない人

ここまで紹介してきたメリットとデメリットを踏まえて、一人暮らしに向いている人とそうでない人の特徴をまとめてみた。

<一人暮らしが向いている人>
・他人に干渉されたくない
・家を好きにコーディネートしたい
・自立したい
・実家が勤務先や学校から遠い
・家に友人や恋人を気軽に呼びたい
・ある程度の貯金がある

<実家暮らしが向いている人>
・なるべく貯金したい
・趣味や娯楽にお金を回したい
・勤務先や学校が実家から近い
・身近に頼れる人が欲しい
・住まいは防犯性を重視したい

デメリットをカバーできる一人暮らしにしよう

いざ一人暮らしをスタートして、「実家のほうが良かった」とならないためにも、一人暮らしに関して不安なことがあれば、それを解消するために何ができるかを考えることが重要だ。
貯金をしたり、物件探しで優先したい条件を決めたりして、快適に一人暮らしを始められるようにしてほしい。

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