無職でも賃貸物件は借りられる?入居審査に通るためのポイント

さまざまな事情で、無職の状態や求職中でも賃貸物件を借りたい場合もあるだろう。しかし、無職の状態では入居審査に落ちてしまうのでは…と不安になってもおかしくない。
今回は、無職でも賃貸物件を借りることができるのか紹介していこう。

無職でも賃貸物件を借りることは可能

まず、契約者(借主)が無職だとしても、入居審査に通りさえすれば賃貸契約を結ぶことは可能だ。
しかし、ここで注意したいのが、働いていて安定した収入がある人よりも、無職の場合は入居審査に落ちやすいという点。できるだけ入居審査に通りやすい状態で、賃貸契約を申し込むことがポイントといえる。

無職でも賃貸の入居審査に通りやすくするには?

無職でも賃貸物件を借りることはできるが、職に就いている人よりも入居審査には通りにくいため、できる限り審査に通りやすい状態にしておきたいところ。
無職でも入居審査に通りやすくするための、8つのポイントを見ていこう。

1 預貯金審査をしてもらう

自身の預貯金を見せて、今は収入がなくても家賃の支払い能力があることを審査してもらう方法が預貯金審査だ。
ただし、預貯金審査は一般的に審査基準が厳しく、最低でも2年分の家賃がなければ落ちやすいとされている。預貯金額が高いほど審査にも通りやすくなるため、できる限りの金額を用意した上で申し込もう。

2 収入が安定している保証人を立てる

ほとんどの賃貸契約では、保証人や連帯保証人を立てる必要がある。その際、収入が安定している保証人を立てよう。不動産会社やオーナーは、きちんと家賃を回収できるかどうかを重視しているためだ。毎月安定した収入があり、家賃に見合った支払い能力を持つ保証人を探してほしい。

3 家賃保証会社を利用する

家賃保証会社とは、賃貸物件の借主が家賃を支払えなくなった場合に、不動産会社やオーナーへの支払いを保証してくれる会社のこと。連帯保証人が立てられない場合にも、家賃保証会社を利用するケースは多い。物件によっては家賃保証会社の利用を条件としているところもあり、この家賃保証会社を利用すれば、無職でも賃貸契約を結べる可能性が高くなる。

ただし、家賃保証会社には利用料がかかるため、月々の支払額も高くなる点には注意が必要。さらに、家賃保証会社に家賃などを立て替えてもらった場合は、当然返済しなければならない。
なお、家賃保証会社の利用にも、入居審査とは別途審査に通る必要が。審査では、これまでに家賃を滞納した実績がないかといったことが見られる。

4 契約しやすい物件を選ぶ

マンスリーマンションやアパートのような、短期間契約を前提とした物件は、無職の状態でも契約しやすいとされている。この場合、契約時にまとまった金額を支払うことになる。

こうした物件の場合、家賃は多少割高になるが敷金や礼金が不要であるケースも多く、家具や家電が備えつけられているというメリットも。また、水道代や光熱費が日額で設定されており、賃貸というよりはホテルを利用するようなイメージといえそうだ。
ライフスタイルによっては、このような物件も選択肢に加えてみてはいかがだろうか。

5 家賃の前払いを条件に賃貸契約を結んでくれる業者を選ぶ

不動産会社によっては、無職の状態でも、家賃を1年分前払いすることを条件に賃貸契約を結んでくれるところもある。
資金に余裕がある場合は、このような契約方法を利用できるかどうかも不動産会社に相談してみるといいだろう。

6 転居理由を明確にする

無職である上に転居理由が曖昧だと、入居審査はさらに落ちやすくなる。
そのため、なぜ物件を借りたいのか、なぜその物件を選んだのかなど、転居理由を明確にした上で申し込むことも大切だ。

7 家賃の安い物件を選ぶ

預貯金額が少ない状態で、その金額に見合わない家賃の物件を借りようとすると、預貯金審査には通らない。できるだけ審査を優位に進めるためにも、家賃の安い物件を狙う必要があるだろう。
家賃を安くするために妥協しなければならない条件が出てくるはずだが、安定した収入が得られるようになるまでは我慢が必要だ。

8 不動産会社の担当者やオーナーとのやりとりに注意する

実は、収入や預貯金以外にも重視されているのが、借主の人柄や人物像。不動産会社やオーナーの前での服装や態度、言葉遣いなどは、意外とチェックされているため注意しよう。
初めて会ったときの印象から、その人が信頼できる人か、近隣住民とトラブルを起こす心配はなさそうかといったところを見られている。不動産会社の担当者やオーナーに会ったときから、入居審査はスタートしていると意識するようにしよう。

不動産会社にも相談してみよう

入居審査の基準は物件や不動産会社によって異なるため、「無職でも部屋を借りられる条件」を一概にいうことはできない。そのため、不動産会社やオーナーにとっての安心材料をできる限り増やした上で、賃貸契約を申し込むことが大切だ。
「無職でも借りやすい部屋はあるか」「預貯金審査を受けられるか」など、相談に応じてくれる不動産会社や賃貸サービスもあるため、まずは相談してみよう。

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