垂らす、置く、かける…タイプ別で楽しむ香りと暮らし

単調になりがちなお部屋で過ごす時間には、気分をリフレッシュするのに最適なフレグランスアイテムを取り入れて。じんわりお部屋全体を香らせる、部分的に香らせる、気分転換に一時的に香らせる、など使い方は様々。気分や使うシーンに合わせて取り入れる、香りを楽しむアイディアを紹介していこう。

ふわっと香る「垂らす」タイプ

今回は電気や火を使わずに手軽に楽しめるフレグランスを中心に紹介。まずはアロマオイルをストーンなどに垂らして楽しむタイプのフレグランス。

アロマストーンとしてよく使われるのは、多孔質の素焼き石や天然石など吸収性が高い素材。揮発する際に香るというアロマの特性を生かしたフレグランスのため、強すぎずふわっとした香りが広がるのが特徴だ。また、アロマオイルが加熱されることが無いので、アロマ本来の香りも損なわれない。

アロマストーンをいくつか小皿に取り出して、部屋に点在させるのもおすすめ。広く強く香りが続くというタイプでは無いので、玄関先やトイレなど香って欲しいスペースにピンポイントで入れるのが効果的だ。さまざまなタイプのストーンが出ているが、インテリアの邪魔をしないシンプルな見た目なのも良いところ。

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香りの持続は、アロマの種類や強さにもよるが2〜3日程度が一般的。香りを変えたい場合は、通気性の良い場所でストーン内のアロマを完全に揮発させてから。ちなみに水洗いをすると、ストーン内部に水分が残りカビの原因にもなるので、手入れはティッシュなどで乾拭きするのがおすすめだ。

空間の香りづけにぴったりな「置く」タイプ

空間全体にじんわりと広がってくれる、置くタイプのフレグランス。リードなどを介して香るディフューザーなら、強すぎず均一に浸透してくれる。

コンパクトで置く場所を選ばないのもディフューザーの利点。香りは比較的広範囲に広がりやすいので、メインで過ごすリビングなどに置くとお部屋全体の香りづけが可能だ。異なる香りを複数置くのには向かないが、寝室や書斎など個室空間ごとに香りを変えるなどはおすすめだ。

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ラタンスティックなど、棒状のリードを使うディフューザーが一般的だが、まるでインテリアグリーンのように部屋に馴染むユニークなアイテムも。中のリードがアロマを吸い上げて上部から香るので、だんだんとグリーンの部分が色づいてくるのも面白い。

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アロマストーンと同じく揮発して香るが、香料から直接吸い上げるディフューザータイプの持続力は1ヶ月程度と比較的長め。部屋全体の香りを印象づけてくれるので、インテリアの雰囲気から香りの種類を決めるのも手だ。

ちなみにリードは吸い上げできる上限があり、リード全体が濡れ色になってきたり、香りが弱くなってきた時が交換目安だ。スティック状のリードなら上下を逆さまにして挿し直すと香りが復活する場合があるので試してみよう。

欲しいとき・欲しいところに「かける」タイプ

帰宅時や料理後、おやすみ前など、欲しいとき欲しい場所にすぐに香ってくれる、スプレータイプのかけるフレグランス。

さっとつけてすぐに香るので香水に近い感覚で使えて手軽だ。空間を除菌してくれたり、消臭効果のある成分のものであればリフレッシュにも最適。香りの持続力はそこまで高くないので、香って欲しいシーンの少し前に吹きかけて仕込んでおくと良い。

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ラグや衣類、寝具などにかけておくと、次使うときや普段の生活のなかでふと香ってくるので気分転換になる。ちなみにファブリックやリネンには布製品専用のものが安心。シミになったり、特殊コーティングのある衣類は効果を弱めてしまう可能性もあるので、かける際の噴射距離や量にも注意しよう。

FABRIC MIST No.145 Leonard’s REISM公式オンライン・セレクトストア【REISM SELECT】

すぐに香ってくれるので香りづけの印象が強いスプレータイプのフレグランスだが、消臭や除菌という面でも役に立ってくれる。ベタつきがちな季節のファブリックの手入れや、空間のクリーニングにも活用してみよう。

香りはタイプと効果を使い分けて

垂らしたり、置いたり、かけたり…フレグランスのタイプによって使うシーンや場所を使い分けるのと同時に、香りの種類や効能も使い分けてみよう。

リラックスできるラベンダー、リフレッシュに柑橘系、虫除けにはハーブ系、瞑想にはオリエンタルな香り…など、効果・効能で欲しい香りを選ぶと迷いが少ない。

香りは五感のなかでも脳に直接効いてくる感覚であり、記憶や体験との結びつきも深い。好きな香りがそばにあると自然と深く呼吸する頻度も上がってくるので、心地よい空間には香りが欠かせないのだ。部屋のインテリアが揃ってきたら、次は香りで心地よさを作ってみよう。