アートのある暮らしをリズムの物件で。好きな風景を作り出すコツ

入居者が、自分の好みを反映した住まいづくりをしやすいよう、物件をリノベーションする際にさまざまな工夫を凝らしているリズムの物件。備えつけの棚やピクチャーレールを上手に活用することで、空間に奥行きを出したり、好きな風景を作り出したりすることができる。

特別な道具を使わずに、気軽にアートや雑貨を取り入れるコツについて、リズム株式会社ライフスタイル事業部・リズムセレクト担当の森田が紹介する。

「自分らしい部屋づくり」がしやすいリズムの物件

リズムの多くの物件には、ピクチャーレールや上部棚、飾り棚などが備えつけられています。その理由は、入居者の皆さんに、お気に入りのアートや雑貨を飾ったり、見せる収納を工夫したりしながら、自分らしい部屋づくりを楽しんでもらいたいから。

さらに、リズムの物件には「躯体(くたい)現し」という建物の構造部分を活かしたリノベーションが施されています。
壁や天井に、新築時に書かれた寸法やパテ処理の跡などがそのまま残っていて、部屋全体がラフな雰囲気のため、どんなアート作品や雑貨を飾ってもマッチしますね。特に、キャンバス地に大胆に描かれたアート作品や、存在感のあるオブジェや額縁との相性は抜群。アートの代わりに、ペイントしたデニムなどを飾っても味わいが出ます。

アートや雑貨の飾り方に「こういう場合にはこうするもの」といった決まりはありません。好きな物を好きな位置にレイアウトするのが一番ですが、雑多な印象になるのを防いだり、垢抜けた雰囲気を醸したりしたいなら、ちょっとしたコツを押さえておきたいところ。

ここからは
・ピクチャーレールを活用する
・壁に貼る
・備えつけ棚を活用する
・置く、立てかける
の4つに分けて、アートや雑貨を飾るコツをご紹介しましょう。

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ピクチャーレールを活用する

リズムの物件の多くに備えつけられているピクチャーレール。下記のように、アイディア次第でさまざまに活用でき、部屋全体にポップな雰囲気や奥行きを与えることができます。

1 面で吊る

ピクチャーハンガーとワイヤーを使い、アートフレームやタペストリーなど、面の物を吊るします。吊るす物が重い場合は、ワイヤーを増やすと安心です。
バインドホルダーに挟んで、旅先で買ったポストカードや映画のフライヤーなどを吊るしてもいいですね。

2 線でリズムを作る

ピクチャーハンガーを吊るし、そこにアウトドア用のライトやマクラメ編みのバスケットに入れたエアプランツなどを引っ掛けて飾るのも、ピクチャーレールの活用法のひとつ。壁から天井にかかる空間を広く使うことで、部屋全体にリズムが生まれます。
複数のアートフレームを飾る場合も、それぞれ高さを変えて空間を広く使うのがおすすめです。

3 立体感を生む

壁際に存在感のあるアートフレームや時計など立体の物を飾ると、照明をつけたときに影ができ、奥行きのある空間に仕上がります。
専用のアタッチメントなどプラスアルファのアイテムを使い、ディスプレイフレームやマルチラックを吊るして、“見せる収納”として活用するのもおすすめ。地震などで落ちても危険がないように、収納する物はできるだけ軽く、壊れにくい物を選ぶようにしましょう。

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壁に貼る

ピクチャーレールがない壁面や、コンクリートがむき出しの壁の場合は、アートや雑貨を飾るために画鋲や釘を打つことが難しいですよね。
そんなときにおすすめのアイテムが、マスキングテープです。お気に入りのショップカードや旅先のポストカードをマスキングテープで壁に貼るだけでも、部屋に「自分らしさ」が生まれます。


マスキングテープで壁に模様を描けば存在感のあるアート作品に

重さのあるアートフレームを飾りたい場合は、まずマスキングテープで養生を施し、貼ってはがせるソフト接着剤や、ピン穴が目立たない画鋲などの専用グッズを使いましょう。

壁にイラストや写真を貼るコツは、同じサイズの物を並べること。正方形のイラストや写真を均等に並べると、統一感が出ます。

ギャラリーのような雰囲気を演出したい場合は、フレームに入れた作品を、高さを変えて複数枚貼るのがおすすめです。

また、窓のない壁に、風景写真や自然を描いたアート作品を飾ると、その作品が窓のような役割を果たし、空間を広く見せることができます。

備えつけ棚を活用する

リズムの物件には、壁一面が棚になっている部屋も多くあります。視線が集まりやすい分、ただ雑貨を置いただけでは、ごちゃごちゃした印象になりがちなので注意したいところ。

雑多な印象になるのを防ぐには、「色のトーンをそろえること」「素材や形、用途などテーマを持たせること」の2つを押さえておくといいでしょう。ガラス素材のオブジェなど、同じテイストの雑貨を大中小そろえて三角形を作るように並べると、バランス良く見せることができます。

また、雑貨を配置するときに意識したいのが、視線の動き。人の視線は一般的に左から右に動くため、物を配置するときも、左から右に徐々に高くなっていくように並べると、違和感が出にくくなります。

置く、立てかける

ベッドサイドやテレビ周辺などのデッドスペースは、大きめのオブジェを置いたり、絵やポスターを立て掛けたりして活用しましょう。

「ただ置いてあるだけ」になるのを避けるには、大きめの観葉植物や花瓶、スツール、サイドテーブルなどを置き、その背景になるように絵やポスターを配置するのが◎。このように配置することで、空間全体が垢抜けた印象になります。

絵やポスターなど、平面の物だけ置きたい場合は、異なる大きさの物を重ねると効果的です。

また、大きめの木の板に布を貼って、アートボードを手作りするのもおすすめです。ショップカードやポストカードをピンで貼ったり、釘を打ってメッシュバッグを吊るし「見せる収納」として活用したりすることもできます。

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部屋のテイストになじむアートや雑貨の選び方

リズムのリノベーション物件は、世界各国のライフスタイルをモチーフにシリーズを展開しています。それぞれの部屋のテイストに合わせて選ぶことで、アートや雑貨がよりなじみやすくなりますよ。

例えば、アメリカ西海岸のライフスタイルをイメージした「Urban Surf」カテゴリーの物件には、海辺の景色を写した写真や、木材をラフに使った雑貨が似合うでしょう。

また、英国やフランスの郊外を彷彿とさせる「Casual Retro」カテゴリーの物件には、ノスタルジックな部屋の雰囲気に負けない、存在感のあるヴィンテージ風のアートフレームを飾るのがおすすめです。

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アートを気軽に楽しめるレンタル&販売サイト

暮らしにアートを取り入れたいと思っても、高価だったり、自分の部屋に合うかどうかわからなかったりして、なかなか手が出せない…という人も多いでしょう。
ここからは、リズムで提携を予定している、アートや写真の作品を手頃な価格でレンタル&購入できるサービスを2つご紹介します。

clubFm(クラブエフマイナー)

clubFm(クラブエフマイナー)」は、世界にひとつの厳選したアート作品を月額5,830円からレンタルできる、サブスクリプション方式のアートサービスです。ウェブサイトでお気に入りの作品を選び、最短1ヵ月、最長6ヵ月レンタルすることができます。

YELLOWKORNER(イエローコーナー)

YELLOWKORNER(イエローコーナー)」は、2006年にフランス・パリで誕生した、アートフォトの専門店。若手から著名作家まで、契約する200名以上の写真家の作品を購入することができます。オンラインショップでは、アートフォトのほか、壁に飾るための専用グッズも販売しています。

好きなアートを自由に飾って自分らしい空間に

「アートは自由」とよく言いますが、アートの取り入れ方も自由に楽しんでほしいというのがリズムの考え方。「アートに対して苦手意識がある」「どのように取り入れたらいいかわからない」という人も、ぜひこの記事を参考にして、アートのある暮らしへの一歩を踏み出してみましょう。