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同じ賃貸物件に何年住む?長く居住するメリット・デメリット

賃貸物件の更新時期が近づくと、同じ物件にあと何年住もうか悩む人もいるのではないだろうか。同じ賃貸物件に住み続けることには引越しの費用や手間がかからないメリットがある一方で、実は家賃や設備に関する懸念もある。
今回は、同じ賃貸物件に長く住むメリット・デメリットを紹介。デメリットを回避して、気に入った物件に住み続けるポイントも見ていこう。

賃貸物件に2年契約が多い理由

そもそも、なぜ賃貸物件は2年契約が多いのだろうか。賃貸物件は、「普通借家契約」という賃貸借契約を採用していることがほとんどで、その多くが2年契約だ。
「令和2年度 住宅市場動向調査」(国土交通省)によると、賃貸物件のうち95.5%が普通借家契約を採用しており、大半の賃貸物件が2年契約であることがわかる。

普通借家契約では、契約期間が1年未満だと借地借家法で「期間の定めのない賃貸借契約」とみなされる。その場合、賃貸物件の管理会社や大家側で解約に関する契約内容を定めることができなくなるため、契約期間は1年以上とするのが基本だ。
それに加えて、借り手のライフサイクルを考慮すると、3年契約では更新までの期間が長すぎるということもあり、短すぎず長すぎない2年という期間が採用されていると考えられている。

同じ賃貸物件に長く住むメリット・デメリットとは?

同じ賃貸物件で更新を繰り返して何年も住む場合、どのようなメリットとデメリットが考えられるのかを見ていこう。

同じ物件に長く住むメリット

今住んでいる物件が気に入っていて、ほかの場所に引っ越す必要性がなければ、同じ部屋に長く住み続けるという選択肢ももちろんある。まずは、同じ物件に長く住み続けるメリットを紹介しよう。

・引越しの手間や費用がかからない
別の賃貸へ引越しをするとなると、新居に支払う初期費用をはじめ、引越し料金や不用品の処分費など出費がかさむ。また、物件探しや引越し関連のさまざまな手続き、荷造りに荷解きなど、やらなければならないことも多い。
さらに、更新月以外に引越しをする場合、違約金が発生してしまうこともあるため注意が必要だ。同じ賃貸に住み続けていれば、このような費用や手間をかけずに済むだろう。

・長く住むうちに家賃が下がる可能性がある
同じ賃貸に長く住み続けていると、管理会社や大家が経年劣化を考慮して、家賃を下げてくれることも。また、家賃相場が下がることで、家賃が安くなるケースもある。

・退去費用が安くなる可能性がある
10年以上住み続けた賃貸物件は、金具や給排水設備以外のほとんどが経年劣化の対象となり、退去費用を大きく抑えられる。経年劣化による汚れや傷の修繕費やクリーニング代は、貸主が負担することになるためだ。

同じ物件に長く住むデメリット

同じ賃貸物件に長年住むことで考えられるデメリットも見ていこう。デメリットを洗い出すことで、家賃や設備に関する交渉もしやすくなるだろう。

・後から入居する人よりも家賃が高くなることがある
何年も同じ賃貸に住み続けるうちに、自分が入居したときよりも家賃が安くなることも。家賃に変動があっても、以前から住んでいる人の家賃はそのままというケースもある。

・自分の部屋の設備は新調されない
賃貸物件の設備は、借り手がいないタイミングで新調される物もある。しかし、何年も同じ部屋に住み続けていると、その部屋はずっと同じ設備を使い続けることになってしまう。
自分の部屋だけ古い設備のままの場合、家賃と同様に交渉の余地があると考えていいだろう。

同じ賃貸に長く住み、家賃や設備の交渉をする際のポイント

同じ賃貸に長く住むデメリットとして家賃や設備で損をしてしまう可能性を挙げたが、長く住み続けていれば、管理会社やオーナーとこれらに関する交渉をすることも可能だ。最後に、交渉を上手に進めるための3つのポイントを紹介しよう。

家賃滞納やトラブルを起こさず信頼関係を築く

前提として、交渉はあくまで「要望」として相談することが大切だ。家賃の値下げや設備の交換をしてもらえて当たり前という態度ではなく、礼儀正しい態度で相談して交渉をしていこう。
また、交渉を円滑に進めるには、管理会社やオーナーと信頼関係を築いておくことも欠かせない。信頼できる借り手と感じてもらうためにも、家賃滞納や住居トラブルを起こさないよう心掛けたい。

更新のタイミングに相談する

賃貸物件の更新時期を狙って交渉することで、家賃の値下げや設備の交換に関する要望を聞いてもらいやすくなる可能性も。
更新が近づくと案内が届くため、交渉のタイミングに悩んだときはこの時期に相談するといいだろう。

同じ物件のほかの部屋の家賃や設備を参考に相談する

同じ賃貸内の自分の住む部屋と同じタイプの部屋の家賃や設備について、賃貸物件サイトなどで確認してみよう。同じタイプの部屋の家賃が自分の部屋の家賃と比べてどうか、設備はどんな物が入っているのかをチェックしておくと◎。ほかの部屋の家賃や設備を参考に交渉することで、管理会社や大家を説得しやすくなる。

同じ賃貸に何年も住むなら、オーナーとの信頼関係を築くことも大切

同じ賃貸物件に長く住み続けることにはメリットもデメリットもあるが、デメリットは上手に交渉すれば解決できる可能性も。交渉次第で、引越しの手間や費用をかけず、気に入った物件に長く快適な状態で暮らしていくことができるだろう。
住んでいる部屋に長く住みたいと思ったら、困ったときや要望があるときに相談しやすいよう、物件のオーナーや管理会社と良い関係を維持することも心掛けたい。

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