間仕切りを上手に活用!テレワークにもおすすめの7つのアイディア

テレワークの普及が進んだ近年、仕事に集中しやすい自宅環境を求める人も増えている。特に、一人暮らし向けのワンルームや1Kの部屋は、作業スペースとベッドやキッチンなどの生活空間を間仕切りなどで区切ってレイアウトすると、メリハリのつく生活を送りやすくなるだろう。
そこで今回は、カーテンやロールスクリーン、パーティションなど、一人暮らしのワンルームを上手に間仕切りするテクニックのアイディアを7つ紹介しよう。

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1 カーテンを使った間仕切り

ベッドの周りとほかの空間や、居室と玄関のあいだをカーテンで仕切れば、生活空間を分けたり玄関からの目隠しにしたりすることができる。使わないときは壁側に寄せておけるため、邪魔になりにくい。また、キッチンと居室のあいだにカーテンがあれば、料理の煙が居室に流れにくくなり、服やファブリック類ににおいが移りにくくなるため、自炊をよくする人にもおすすめだ。

カーテンを閉めたときの圧迫感が気になる場合は、生地が薄いタイプやレースのカーテンなら抜け感を出せるだろう。壁に穴を開けないために、突っ張り棒や自立式のポールにカーテンを通して空間を区切ろう。

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2 ロールスクリーンを使った間仕切り

巻き取り式のロールスクリーンは基本的に窓に設置するアイテムだが、間仕切りとして部屋の中に取りつけることも可能。使わないときは天井側に巻き取っておけるため、カーテンよりも圧迫感が出にくく邪魔にならない点がメリットだ。

通常、ロールスクリーンを設置するには天井や壁に金具を刺す必要があるが、最近は、穴を開けずに設置できる突っ張り式のロールスクリーンも登場しているため、賃貸物件に取りつけたい場合はこのようなアイテムを活用したい。
光を通さない分、厚い生地のロールスクリーンを選ぶと、明確に空間を区切ることができるため、集中しやすい環境を作ることができるだろう。

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3 パーティションを使った間仕切り

パーティションと呼ばれる薄い板でできた衝立(ついたて)を使えば、簡単に空間を仕切ることが可能だ。置くだけで間仕切りができる簡易的なパーティションは棚やラックよりも動かしやすく、使わないときは壁側に寄せておくこともできる。折りたたみ式なら、コンパクトに収納しておける点も魅力だ。

なお、パーティションは設置するとそれなりのスペースを取るため、広めのワンルームに向いている。設置する際は床に傷がつかないように、脚につける保護パッドやマットを活用しよう。

4 棚やラックを使った間仕切り

棚やラックなどの収納家具を使った間仕切りは、空間を明確に分けながら収納スペースも確保できる点が魅力。ワンルームの場合、背の低い収納家具で仕切れば、圧迫感を抑えつつ空間を区切ることができるだろう。ラックは抜け感が出る上、両サイドから物を取り出せる、裏側に板がないアイテムが人気だ。

棚やラックなどの収納家具は、一度購入したら簡単に買い替えられるものではないため、必要なサイズを測り、横幅や奥行き、高さを慎重に検討しよう。

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5 ソファを使った間仕切り

ソファの背を使えば、くつろぐスペースを確保しつつ、ゆるやかに生活空間を区切ることができる。
ただし、カーテンやパーティションなどを使った方法と比べて明確に空間を区切ることはできないため、ソファを置く余裕があり、部屋の使い方をやんわりと分けたい場合におすすめだ。

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6 ラグを使った間仕切り

「ベッドスペースとくつろぎスペース」「デスクのある作業スペースとそれ以外の生活スペース」など、場所ごとにラグを敷く間仕切りの方法も。立体的な物を置かないため、カーテンや棚を使うよりも圧迫感が出ず、狭いワンルームでも生活動線を確保することが可能だ。

ラグで上手に間仕切りをするには、「形状が同じ無地のラグと柄物のラグ」「形状の異なる同系色のラグ」など、場所ごとに敷くラグを使い分けることがポイント。散らかった印象にならないようアイテム選びを工夫しつつ、コーディネートを楽しもう。

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7 グリーンを使った間仕切り

鉢植えやつる性のグリーンを使った間仕切りは、生活空間を分けつつインテリア性の高い空間にすることができる。大きな観葉植物を1つ置いたり、小さなグリーンを複数並べたりと、好みや置きたい植物の種類に合わせてコーディネートしよう。

鉢植えを置く場所も、床に置くのか、チェストやラックに並べるのかで、雰囲気が変わってくる。ワンルームの場合は、空間の境目に設置したロータイプのチェストやラックに観葉植物を置くだけでも間仕切り効果が得られるだろう。
また、空間の境目に天井からつる性のグリーンを吊す方法も、おしゃれな間仕切りのアイディアとして人気だ。

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間仕切りは仕切りの度合いや部屋のイメージに応じて決めよう

今回ご紹介したように、部屋の間仕切りにはさまざまな方法があり、どのようなアイテムを使って空間を区切るのかによって、部屋の雰囲気や抜け感などが変わってくる。
「圧迫感を抑えたいから、仕事のときだけ使えるパーティションを立てる」「明確に区切る必要はないので、ラグやグリーンを使っておしゃれにスペースを分ける」など、目的や目指したい部屋の雰囲気に応じて間仕切りを活用していこう。