知っておきたい不動産投資5つのメリットとは?

投資には、株式やFX、投資信託など、さまざまな種類があるが、その中で、不動産投資はミドルリスク・ミドルリターンの投資であるといわれている。
大きなリスクをとるハイリスク・ハイリターンの投資は、成功すれば非常に大きな利益を得られる反面、投資したお金を失ったり、大きな損失を抱えたりする可能性もはらんでいる。一方、普通預金のようなローリスク・ローリターンの投資は、「資産を増やす」という点では効果的とは言い難い。
そこで、大きなリスクをとらずにリターンを得られる不動産投資について、実際にどのような点が魅力なのか、5つのメリットを紹介しよう。

メリット1 長期的な収入源になる

投資には、長期的に分配金を受け取れるタイプと、売却した際の差益で儲けを得るタイプがある。不動産投資は、そのどちらのメリットも得ることができる投資方法だ。
とはいえ、一般的には不動産投資のおもな収入源は「家賃」だと考えられる。入居者が途切れさえしなければ、毎月コンスタントにまとまった金額を受け取ることができる。家賃は、大幅に値下がりすることもなく、一度入居が決まれば、極端な短期間で引っ越すということも考えにくい。そのため、継続的に安定した収入を得られるという点で大きなメリットがあるといえる。

一方、空き室が出てしまった場合は、収入がまったく得られなくなってしまう。しかし、このようなリスクを回避する方法として、「サブリース」という制度がある。これは、入居者ではなく管理会社が部屋を借りて、毎月一定の金額を支払うというものだ。通常の賃料よりも金額は安くなるものの、入居者の有無にかかわらず継続的に収入を得られるというメリットがある。

メリット2 インフレ対策

インフレとは、商品の価格が上がり、相対的に貨幣価値が下がる状況を指す。これまで1杯300円だったコーヒーが、1杯500円になった場合、コーヒーの価値が上昇したといえるだろう。しかし同時に、貨幣の価値が下がったともいえる。
このような状況下では、現金で資産を保有していることが大きなリスクとなる。いくら運用で資産を増やしていったとしても、貨幣価値そのものが下落してしまった場合、想定どおりの資産形成ができなくなってしまうからだ。

不動産投資であれば、このようなリスクを負う心配はないだろう。なぜなら、貨幣価値が下がり、全体的に物価が上昇している状況であれば、自然と家賃も上昇すると考えられるからだ。また、売却する場合を考えても、物の価格が上昇すれば、それだけ高値で売却できる可能性が高まる。

今後、貨幣価値がどのように変動していくのかは、誰にもわからない。しかし、政府は2013年にインフレ率を2%目標とし、金融政策を行っている。この政策が今後も続けば、緩やかにインフレが進んでいくと予想される。
分散投資を行い、現金以外の保有資産を持っておくというのは、リスクの軽減につながるだろう。

メリット3 節税対策

年間の収入金額が大きい人にとって、所得税の節税は重要な問題だ。不動産投資を行うことで多くの費用が発生すれば、それを経費として計上することができる。固定資産税や不動産取得税といった税金や保険料、管理会社への業務委託料、減価償却費、修繕費、ローンの金利などはすべて経費として計上することが可能なため、所得税の節税に効果を発揮する。

メリット4 生命保険の代わりになる

不動産投資を行う際は、手持ちの現金で一括で不動産を購入するのではなく、住宅ローンを利用することも多いだろう。この場合は、月々の家賃と住宅ローンの差額が利益となる。
さて、住宅ローンを組む際、必ず加入することになるのが団体信用生命保険(団信)だ。これは、ローンの返済中に契約者が死亡したり、高度障害を負ったりした際に、ローン残高の支払いが免除される制度である。
住宅ローン返済中に万が一のことがあった場合は、それ以後の支払いが免除される上、該当の不動産を家族に遺すことができるのだ。

なお、住宅ローンの返済が終わった後は、団体信用生命保険も同時に終わることになる。しかし、その場合、不動産という資産が残る。遺された家族にとっても、毎月定期的に家賃収入を得ることができる不動産は、大きな安心を運んでくれるものだ。
このように、不動産投資には、生命保険や遺族年金など、いざというときの備えの代わりに利用できるというメリットがある。

メリット5 汎用性が高い

不動産投資には、ほかの投資に比べて非常に汎用性が高いという特徴がある。一般的に、投資は金銭を得るために行うもので、何らかの形で直接お金を増やしていくために行われる。しかし、不動産投資は利用方法が幅広く、下記のように自由度の高い活用ができるのだ。

貸すか、売るか

不動産投資用の物件は、賃貸に出すことで毎月家賃を受け取ることもできれば、売却して一度に多額の金銭を得ることもできる。月々安定的に家賃収入を得ることで、年金や副収入として活用することも、まとまったお金を用意するための手段として売却をすることもできるため、状況に応じて利用したい。
また、借主が入りやすい築浅のときだけ貸して、価格が値崩れしないタイミングを見計らって売るという選択もできるだろう。
どのように不動産を活用するかは、オーナーの采配に任される。投資に対する姿勢やライフスタイルに応じて自由に金銭の受け取り方を選べるのは、大きなメリットといえる。

投資するか、住むか

保有不動産のもうひとつの利用方法として、自分や家族が住むという選択肢がある。自分で住むために利用するのは、投資とはいえないが、将来住む場所に困った際に、自分で保有している不動産物件があるというのは大きな強みになるだろう。
また、入居者がなかなか入らない場合も、自分たちが居住することで有効活用することができる。これは、不動産投資以外の投資にはないメリットだ。

ライフスタイルに合わせて不動産投資を利用しよう

不動産投資は、住宅ローンを組むことで、初期投資を抑えることも十分可能である。また、刻々と変化していくライフスタイルに合わせて、その時々の利用方法を選ぶこともできる。
大きなリスクを取らずに、自分に合った分散投資がしたいという人におすすめの投資方法だといえるだろう。

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